
昨年からめきめきと力をつけてきた印象のある相川選手ですが、ご本人もそれは感じていて去年の夏くらいからそれを実感できてきたそうです。
好調の要因を聞くと、特別変えたことはなく今までコツコツと練習してきた成果が出てきたんだそうです。
相川選手が競輪選手を目指したきっかけは、高校時代に自転車競技をやっていて自転車が好きだったことと、お金を稼げる職業だからです。高校時代は短距離よりも中距離やロードの方が得意だったので、競輪選手を目指してからはかなり大変だったそうです。もがけなかったり、1000mのタイムもなかなか出なかったりと初めは苦労したんですね。
アマチュア時代は体重も今と比べて20キロも軽かったので、ひょろっと細長い身体だったそうです。今の相川選手の長身でガッチリとした体格からは想像もつかないですよね。
平塚バンクは去年の記念(2・6・2・7)以来で、軽いイメージですとのこと。去年の記念もあのときの状況の中では悪くなかったという記憶があるそうです。今回の目標は決勝で3着までに入ること!
相川選手は2014年の目標を定めたそうです。
1.記念の決勝で3着までに入って競輪祭の権利を獲得すること。
2.F1で優勝すること。
今回のこの平塚記念で、一つ目の目標を達成できるチャンスは大いにあるでしょう。
相川選手が力をつけるにつれて、なかなかすんなりと先行させてもらえないレースが増えたように思いますが?
「すんなり先行させてもらえないレースはありますが、それでももっと力や脚があれば無理矢理にでも逃げようとすれば逃げられますからね。どんな状況でも逃げるくらいの気持ちがなくてはダメですね。何かさせてもらえない中でどう戦うか…今は試練の時だと思っています。それでも一歩一歩階段を登っている感じはありますよ」
試練を乗り越えたとき、きっとさらに強い相川選手が見られるでしょう。明日の9Rは相川選手に注目です!
岡山・95期 河端朋之選手2人目の注目選手は初日3R岡山95期河端朋之選手です。

ナショナルチームにも属している河端選手。ナショナルチームに入るきっかけとなったのは、チャレンジザオリンピックで上位の成績を残したことで強化育成選手に選ばれたそうです。
競輪と競技の両立で難しいところはありますか?
「自転車の進み方とかが全然違うので難しいというか、すごくもどかしいんですよ」
普段はどちらの練習に比重を置いていますか?
「その時々です。目の前に競技があったり、競輪があったり、どちらかの日程が詰まっていたり。そんなときは切り替えがすごく難しいんです。どちらか一方が上手く噛み合って上がってきたとしても、もう一方が下がってしまったり…。一成さんや新田くんはそれが両立できているからすごいです」
平塚は2011年12月のナショナルカップ以来で、そのときは2着でした。
平塚バンクの印象を聞くと、走りにくいとかはないそうです。
前走小倉から中3日ですがどのように過ごしましたか?
「疲れは大丈夫です。1日だけ休んであとの2日はいつも通り練習してきました。ここのところ練習不足気味だったので」
今回の目標は、記念ではまだ準決勝までいったことがないので準決勝まで勝ち上がれるように頑張りたいそうです。
将来はどんな選手になりたいですか?
「競輪ではGIの常連になりたいです。せっかく選手になったので、そうならなければ勿体無いと思うので。
競技ではやはりオリンピックに出たいです」
河端選手の胸にメダルが輝く日がくることを楽しみにしています。明日の3Rは河端選手に注目です!