
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
1人目の注目選手は地元、和歌山107期の中西大選手です。
中西選手は自転車経験が浅いながらも107期の在校1位に輝きました。デビューしてからは徹底先行にこだわる男らしいレースが目立ちます。
初の地元記念となりますがお気持ちはいかがです?
「地元だからって勝ち上がりとか意識せずに走ります。4日間しっかりバックとってアピールしたいです。緊張とかプレッシャーは今のところないですね。本番に強いタイプなので大丈夫だと思います。プレッシャーを力に変えて頑張ります」
半年間S級で戦ってみてどう感じてます?
「デビューから抑え先行基本でずっと戦ってきたのでS級に上がったからといってやることはずっと変わっていません。今の課題はトップスピードが足りないことです」
成績としてはどうでしょう?
「悪くないと思います。自分が思ってた以上に決勝にのれてますし。ただ、決勝で大敗することが多いです。それもトップスピードが足りないからなんです」
デビューからずっと徹底先行のスタイルですが競輪学校時代は捲りや追い込みが多かったのはなぜでしょう?
「大学卒業後から自転車に乗り出して半年で競輪学校に合格しました。そのため自転車経験が周りのみんなに比べてかなり浅かったので流れを掴むために学校時代は捲り追い込みばかりでした。デビューしてからも同期に比べると上がるの遅いんですけど一歩一歩やっていこうと思ってます」
競輪選手を目指したキッカケはなんだったんですか?
「大学までずっと陸上競技の円盤投げをやっていました。大学の1つ上に稲毛健太さんがいて話を聞いて競輪に挑戦してみようと思いました」
もしもこの仕事をしていなかったら何をしていました?
「会社勤めってタイプではないので、バックひとつで海外を旅してたかもしれませんね(笑)」
和歌山の選手は最近特に勢いがありますよね!
「すごくいい環境でやらせてもらってます。下も出てきてるので恥ずかしいレースはできないですね」
中西選手は立派なお髭の奥にある優しい笑顔がとても印象的でした。初の地元記念、これまで培ってきた得意の徹底先行で地元ファンを魅了してほしいと思います。ガンバレ中西選手!!
大阪・109期 酒井拳蔵 選手
2人目の注目選手は、大阪109期酒井拳蔵選手です。
酒井選手は勝負強さを見せ109期のルーキーチャンピオンを勝ち取りました。昨年7月からS級で戦っています。
S級で戦っていかがです?
「走るごとに気持ち的には慣れてきてはいるんですけどなかなか結果がついてきてくれないですね」
昨年を振り返るどんな1年でした?
「ひと文字で表すなら『苦』です。これまではA級で勝って当たり前って環境だったがS級になり一気に周りのレベルが上がったのでこれまでの走りが通用しなくなりました。急にどん底まで落ちた感じで苦しいです」
記念は3度目ですよね?
「そうですね。二次予選突破できるように頑張りたいです」
今回は地元地区の大先輩である村上義弘選手もいますが。
「競輪選手を目指すとき1番影響を受けたのが村上さんだったんです。そんなすごい方と一緒の開催にいるだけで嬉しいって思ってしまいますが、一緒の開催で喜ぶのではなくていつか一緒に走れるように頑張ります」
競輪選手を目指したキッカケは?
「小学生のとき父に岸和田競輪に連れてってもらって、たしかGⅠだったと思うんですけど、そのときにレース見てカッコいいと憧れてそこからずっと競輪選手になりたかったです」
自転車に乗り始めたのはいつ頃からですか?
「自転車部のある高校を受験して自転車部に入ってからです。競輪学校へは一浪して入りました」
ルーキーチャンピオンにもなりました。ここまで1年半の選手生活を振り返ってどうです?
「思った以上に出だしは良かったんです。S級上がってからの今が耐えどきですね。ルーキーチャンピオンは奇跡です(笑)」
今の課題は?
「ほんとはもっと先行増やしたいです。なかなか自分の脚力考えると先行だけでは厳しいというか難しい部分もありまして。そこはデビューしてからずっと課題です。練習してもなかなか結果として出てくれないんですよね」
目標としている選手はいますか?
「大阪の古性さんみたいになんでもできる選手になりたいです」
2018年の目標は??
「年末のヤンググランプリを走ること。今の自分の立場では言いづらいですが、胸に秘めた思いはたくさんあります」
昨年をひと文字で表すと『苦』だったそうですが、この苦しみを乗り越えた先には一皮向けさらに強くなった酒井選手が待っているはずです。ガンバレ酒井選手!!