2016年5月27日
栃木・101期 金子幸央選手
1人目の注目選手は、栃木101期の金子幸央選手です。
昨年に引き続き、2年連続で地元記念の初日１Ｒ１番車を任された金子選手。地元の期待を背負って
明日から4日間を戦います。
いよいよ地元記念が始まりますね。
「昨年は前検日からかなり緊張していました。今年はそこまで緊張はないので肩の力を抜いて、初日からしっかり栃木勢のいい流れを作りたいです」
昨年は、2月に特別昇級してＳ級に上がり、4月の川崎記念で決勝まで進み、6月の小田原F1で優勝といい流れでＳ級のスタートを切れたと思うんですが、ここまで振り返っていかがですか？
「記念決勝や優勝は過去のことだと思ってます。練習も変わらずやっていたのに昨年末くらいから成績が低迷してしまいました。今、違う練習を取り入れたりして自分的にはよくなってきているので、あとは花開くのを待つだけです」
違う練習とは？
「街道練習をしすぎて成績が落ちてしまったので、バンク練習を増やしました。茨城の横山さん（100期・横山尚則選手）に誘われて出稽古に行き吉田拓矢君達と一緒に練習させてもらったりもしました。練習を変えたらすぐに成績に出て驚きました」
金子選手は国体に出場して成績を残してますが自転車を始めたキッカケは？
「兄が趣味で自転車をやっていて、ちょっと乗ってみろと言われたんです。初めて自転車にまたがったとき、風になるっていうか、とにかくすごく気持ちよくて、それがキッカケで自転車が大好きになりました。今でもあのときの感覚を覚えているんですよ。セッティングとかではなく、とにかく自転車に乗ることが好きです」
それで自転車部に入ったんですか？
「小中は剣道部で高校は帰宅部でした。高校時代は学校ではなくロードレーサーのクラブチームに入って高3のときに初めてピストに乗り、すぐにタイムが出たことで競輪選手を目指すことにしました」
7月でデビューから丸4年となりますが振り返っていかがですか？
「壁はあったけどツライと思うことはありませんでした。越えていくべき時だと思ったし、自転車に乗ることも勝負事も好きなのでやりがいを感じています」
金子選手にとって2度目の挑戦となる地元記念。きっと成長した姿を見せてくれるでしょう。プレッシャーもあると思いますが、いつも通りのレースをして力を出し切ってほしいと思います。
初日1Ｒは金子選手に注目です！！
静岡・100期 菅原裕太選手 2人目の注目選手は、静岡100期の菅原裕太選手です。
5歳の頃から一輪車を始め、今も一輪車フルマラソンの世界最速タイムを保持している菅原選手。今年の1月からはＳ級で戦い、記念は2本走りました。そのどちらも一次予選は逃げ粘っていいレースを見せてくれました。
一輪車を始めたキッカケは？
「もともとは姉が一輪車をやっていてその練習に連れて行かれていました。そこで自分も乗ることになったのがキッカケなんですが、何事も始めてしまうと負けず嫌いなんですよね」
一輪車から自転車の道へと進むようになったのはいつ頃ですか？
「中学までは一輪車をやっていました。そこで世界1位の選手を破ることができたので納得できました。自転車を始めようと思ったのは高校進学を考えているときです。おじいちゃんが競輪大好きで毎日競輪を見てるような人だったのでおじいちゃんの存在が大きかったと思います」
一輪車と自転車は使う筋肉が違うんですか？
「全然違います。一輪車は足の前側、自転車はどちらかというと後ろ側の筋肉を多く使います。高校でも一輪車に乗ることがあったんですが、毎日自転車に乗ってても久々に一輪車に乗ったら筋肉痛になりましたもん（笑）」
競輪選手という道を選んでどうですか？
「おじいちゃんが本当に喜んでくれたのが嬉しかったです。今もテレビでレースを見て応援してくれているから、頑張らなきゃですね」
今回の目標は？
「二次予選突破が目標です」
宇都宮バンクは？
「けっこう走っているんですけど悪くないです。Ｓ級に上がって初めてが宇都宮だったんですけど逃げて4着でしたし」
同期で活躍している人はどう映っていますか？
「手の届かない人達…と思っていたけど、今は自分もＳ級で、戦う機会もある。少しずつ近づけているのかなと感じています。同期の活躍はいい刺激にないます。地区は違うんですが、特に古性さんは開催中でも色々アドバイスをくれます。自分も古性さんみたいに逃げも横もできる強い選手になりたいんです」
一輪車で世界を極めた経験のある菅原選手が競輪界でどこまで上り詰めることができるのか。これからが楽しみですね！
初日2Ｒは菅原選手に注目です！！
次回は６月19日取手F１戦からお届けします。お楽しみに！！
