
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
1人目の注目選手は、2度目の登場となる茨城100期の横山尚則選手です。
前回の登場は2014年の10月。ちょうどS級に上がった年でした。その頃の目標は記念の一次予選突破でしたが、今や記念の決勝を走る選手に成長しました。
競走得点が110点ってすごいですね!
「そうですね。でも、点数よりももう少しコンスタントに自分のレースができたらって思ってます。今はB回数とか先行回数とか減ってきてしまっているのでそのあたりを意識しています」
前回取材させたいただいたときのことを覚えてます?
「覚えてます!たしか、千葉記念でしたよね」
場所まで覚えていてくださってありがたいです。そのときは記念の一次予選突破を目指していましたね。
「そうですそうです。まだS級上がりたてで一次予選勝てなかった。弱かったです」
あれから3年と少し経ち今や記念の決勝走ってますもんね。
「計画的にトレーニングしてきたおかげで今、ここにいられます。ちょっとずつだけど強くなってきてるのかな」
ターニングポイントみたいなのはありました?
「地元取手の全日本選抜を走ったことが大きかったです。初のGⅠが地元だったので自分の中で大きく意識が変わりました」
昨年はグレードの高いレースをたくさん経験しましたね。
「そうですね。いい経験になりました。今年も5月頃までは全部出られそうです。昨年出られなかったダービーと地区プロのスプリントで優勝したので寛仁親王牌にも出られそうなので頑張ります」
レースを見てるとどんな場面でも落ち着いてみえますが実際はどうでしょう?
「たまに落ち着き過ぎちゃうときもあります(笑)落ち着いてないでいかなきゃ!みたいな。いい緊張感の中で走れれば気持ちと身体が噛み合うと思うのですが、まだまだムラがあると思います。その部分が未熟というか自分の弱みというか…。強化していきたいです」
前回のインタビューのとき、強い選手の前を任せてもらえるような選手になりたいとおっしゃっていました。和歌山記念の準決勝、決勝では武田選手の前でしたね!
「決勝は2周きって誰もこなければ突っ張る覚悟でいました。前を任せてもらうってことは年下の若手だからただがむしゃらにかければいいってわけじゃないんです。茨城にいてただ発進するだけの選手じゃ前を任せてもらえない。ちゃんと考えを持って走らないとダメなんです。武田選手の前を走れて嬉しかったです」
2018年の目標を教えてください。
「今年はGⅠ、GⅡをすべて走りたいです。あとはケガのないように。武田さんがケガもあったのにグランプリですごい走りをしたのを見て同県の後輩として誇りに思いました。自分もそんな走りができるようになりたいです。それから師匠の十文字さんが今、ケガで休んでいるので、戻ってくるまで師匠の分も自分が気持ちを込めて走れたらなと思います」
最後になりましたが、前回のインタビューから今日まで横山選手が1番大事にしてきたことってなんですか?
「(少し考えて)トレーナーというか自転車を教えてもらってる人がいるんです。その方にやるかやらないかは自分次第だから、悩んでるならなんでもやってみたほうがいいと言われたんですよね。そこから悩んだらなんでもやってみることを心がけています。その挑戦が今に繋がっているのかなって。昨日もちょうどその言葉を思い出して練習したらついやり過ぎちゃいました(笑)」
3年3ヶ月で目覚ましい成長を遂げた横山選手。この先どんな進化を見せてくれるか想像するとこちらまでワクワクしてきますね。さらなる飛躍を目指してガンバレ横山選手!!
愛媛・109期 佐々木豪選手
2人目の注目選手は愛媛109期の佐々木豪選手です。
恵まれた体格を持ち、今年の1月からS級で戦っている佐々木選手。すでに走った2場所ではどちらも決勝まで勝ち上がり、良いスタートを切りました。
S級を走ってどうですか?
「まだ慣れてないです。展開向いて流れが来たのでなんとか決勝まで勝ち進むことができましたが運が良かっただけです」
A級のときと何か意識して走り方を変えてますか?
「今はまだ何も変えてません。ダメなら変えようと思ってます」
前走の松山はS級初の地元開催となりましたが緊張しました?
「普段はあまり緊張しないんですけど地元だし、番手と決まって眠れないくらい緊張しました」
レースでは前々攻めてる印象がありますが?
「後方になるのが嫌なんですよね。何も出来ずに終わるのが1番キライなんです」
勝負強いですよね?
「そうなんですかね。練習はめちゃくちゃ弱いんですよ。レースのタイムが練習では全然でてくれないんです」
競輪選手を目指したキッカケは?
「小さい頃から帰ったらずっと家の中でSPEEDチャンネルが流れてました。父が競輪大好きなんです。幼稚園の頃にはもう選手になりたいって思ってました」
競輪選手になってお父様もお喜びですね?
「それくらいじゃ喜んでくれないです(笑)GⅠ走るような選手にならないと認めてもらえないんじゃないですかね。レースはすごく良く見てくれていて、ファン目線の意見というかアドバイスをたくさん言われてます」
実際に夢を叶えてみてどうです?
「小さい頃からテレビで見てた選手と一緒に走れるのが嬉しいです。この前も吉田さんと一緒で『わあ!吉田さんだ!!』ってなったり、決勝の3番手に哲男さんがついてくれたときも『哲男さんだ!!』って。なんかすごく不思議な感覚です」
徳島の若手の活躍が目立ちますが同じ四国としてどう感じます?
「アマチュア時代からみんな知ってるんです。徳島も愛媛も勢いある若手が多いので置いてかれないようにしないと。四国に今、すごく良い波がきてると思うので乗り遅れないようと気合いが入ります」
2018年の目標は?
「S級1班の点数を取ることです」
そこまで昇りつめればお父様も褒めてくれますかね?
「GⅠで優勝くらいじゃないと褒めてくれないと思うので頑張ります」
S級に上がり好調なスタートをきった佐々木選手。小さい頃から夢見た競輪選手として大きく羽ばたいてほしいです。頑張れ佐々木選手!!