
5月の小松島F1では先行逃げ切りで初優勝。前走、豊橋記念では初めて準決勝まで駒を進め、近況好調な根本選手です。
好調の要因はなんでしょう?
「前と何も変わっていません。練習も同じだし、ギアもA級時代からずっと変えていません。積み上げてきたものが徐々にいきてきたということでしょうか。唯一変わったといえば、レースや苦手なことについて前よりも考えるようになりました」
豊橋記念を走っていかがでしたか?
「だいぶ場慣れしてきたかなという感じです。チャンスだったけど、上手く組み立てができませんでした」
準決勝では深谷選手と走りましたが?
「まだまだ力の差があるなと。上のクラスで戦えるように、もっと力をつけなきゃですね」
師匠の佐藤朋也選手からアドバイスなどは?
「師匠からはアドバイスもらってます。私生活のことでもよく怒られるんです。自分がもっとしっかりしなきゃなんですけどね」
自転車を始めたきっかけはなんでしょう?
「高校に入学して部活を決めるときに、左利きをいかせるスポーツがいいなと考えました。ハンドボール、テニス、といろんな選択肢があったんですが、自転車部を見学に行ったときに、先輩から自転車部なら頑張れば上までいけると言われて自転車部に入りました」
インターハイで優勝されましたが、その頃には競輪選手という職業は頭にありましたか?
「まだなかったです。大学でも自転車を続けて、就職を考えるときに競輪選手という道を選びました」
選手になり5年半が経ちました。今、競輪選手という道を選んだことをどう感じていますか?
「競輪選手として、強くなるなら《今》だと思っています。年齢もあるし、今、頑張らないと伸び代がなくなる。そう思うからこそ練習は欠かさないし、一戦一戦に集中してやっています。」
今の目標は?
「G1に出場することです」
今が大事な時期と話す根本選手。持ち前の持久力をいかした熱い走りに期待です。
初日10Rは根本選手に注目です !
東京・106期 高木真備選手
2人目の注目選手は、ガールズケイリン初日6Rを走る東京106期 高木真備選手です。
中・高とハンドボールをやっていて、JOCジュニアオリンピックカップで3位という成績を残しました。まだ20歳の高木選手にお話を伺いました。
3度目の地元戦ですね?
「そうなんです。わたし、ホームバンクでのレースが大好きなんです。声援がたくさんあった方が燃えるので」
今回、気になる選手はいますか?
「地元の石井寛子さんです。前々回も一緒だったんですけど、強くて憧れの先輩です。負けないように頑張りたいです!」
ガールズケイリンをやろうと思ったきっかけはなんでしょう?
「両親がテレビを見ているときにガールズケイリンのことが流れたらしく、向いてるんじゃない?って勧められました」
そこから競輪学校を目指すことにしたんですか?
「いろいろと調べて、挑戦してみようと決めたのが8月だったんですが、試験が10月でほんとに時間がなかったんです」
学校の試験まで2カ月ですか?!
「そうなんです。大変だったけど、それまでやっていたハンドボールの練習もキツかったので、なんとか頑張れました。体力があったのが大きかったと思います」
競輪選手を目指してからここまで、1番大変なことってなんでしたか?
「ハンドボールと競輪って使う筋肉が違うのでそれも大変だったんですけど、1番は先行してなかなか思うように勝てなかったことです」
今年に入って連対率も上がり、成績がまとまってきたように感じますが?
「先輩に今は先行した方がいいとアドバイスをもらい、ずっとやってきました。ここにきてやっと今までやってきたことが身を結んできたんだと思います」
将来の夢はなんですか?
「25歳までに賞金女王になること!そのためにもまずは、もっと優勝回数を増やせるように頑張ります」
高木選手の趣味は食べること。実はマクドナルドやお菓子が大好きなんですと照れながら笑う顔がとても可愛かったです。まだ20歳ですから、可能性は未知数。どんな風に強くなっていくのか、今後に注目ですね。
まずは明日の走りに期待したいと思います!
初日6Rは高木選手に注目です!
次回は8月28日小田原記念競輪からお届けします。皆さん暑さに気をつけて次回お楽しみに!