
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
1人目の注目選手は栃木110期の土屋珠里選手です。
昨年7月にデビュー。今年の5月以降、決勝に乗れなかったのは2回のみとメキメキ成長を遂げています。
春からほぼ決勝はずしてませんね!
「本当ですか?自分ではもっとやれてないと思ってました」
優勝もありました。1年振り返って今年はどんな年でした?
「昨年は怪我に泣かされました。今年は落車なく終われそうでひとまず安心といった感じです」
成績も安定してきたのでは?
「1番下の期が入ってきたんですけど新人っぽくない新人ばかりでまだまだ自分が新人みたいです(笑)新しい子たちは強い子ばかりなのでもっとレースについていけるようにならないと。わたしの場合、初日良くても2日目が悪いとか、逆に2日目良くても初日が悪いとか多いんです。勝ち上がり2日とも確定板にのれるようにもっと安定した競走をしたいと思います」
ガールズケイリンを知ったきっかけは?
「中学1年のときに偶然テレビのバラエティ番組で見たのが最初です。たしか競輪学校密着みたいなやつだったと思います」
そこから競輪選手を目指した経緯を教えてください!
「そのテレビを見たときにガールズケイリンを知って興味を持ちました。高3の進路を決めるときにみんなが大学へ行くという中で、何となくで進学するのが嫌だったんです。ガールズケイリンという道を父に相談したら『やってみてもいいんじゃない』と背中を押してくれたことでやってみようと決めました」
そこから自転車に乗り出したんですか?
「そうです。中高は陸上の長距離をやっていたので自転車は未経験でした。なんとか1回目で合格できたのですが、学校入ってからもなかなか大変でした」
学校時代、毎朝6時に起きて1日も休まず朝練してたってほんとですか?
「1日も休まずではないですがほとんど毎日やってました。同部屋の子もやっていたのでそういうのは環境だと思います」
自転車経験なく飛び込んだ世界はキツかったですか?
「初めは周りとの差が大きくてつらかったです。でもゼロから始めた分成長も早いですし、タイムも出たのでだんだん楽しくなりました」
この世界に進んだこと、デビューから1年と少したった今どう思っていますか?
「いろいろあるけどよかったなって。なかなかできない経験をさせてもらってる気がします。女の真剣勝負はなかなかないですよね?(笑)応援してくれる人がいて、自分の好きなことができているから恵まれてるなって思います」
来年の目標は?
「もっと優勝できるように頑張ります」
場所を変えたらガールズケイリンの選手とわからないんじゃないかと思うほど柔らかい雰囲気を持つ土屋選手。レースで見せる凛々しい表情とのギャップがたまらないですね。優勝目指してガンバレ土屋選手!!
奈良・108期 元砂七夕美選手
2人目の注目選手は奈良108期の元砂七夕美選手です。
元砂七夕美選手は元砂勇雪選手(奈良103期)の妹。幼い頃から自転車に乗り、高校時代には自転車競技で優秀な成績をおさめました。
ガールズケイリンを目指したのはお兄さまの影響ですか?
「小学生のときに兄の影響でトライアスロンを始めて、兄と同じ高校で自転車競技をやりました。選手になった兄を見て自分もやってみたいと思ったので兄がいなければ今ここにはいないと思います」
レースのことをお兄さまに相談したりします?
「聞いたら教えてくれるんですけど基本は聞かないですね。お互いのレースは見ていてもあえて口出ししたりしないです。わたしは頑固なところがあって負けず嫌いだから聞くのは本当に困ったときだけです」
練習は一緒にやります?
「そうですね。兄は兄弟子にあたるので、師匠とかみんな一緒にやります」
競技の道は考えていますか?
「今は競技は考えてません。もともと長距離種目(ポイントレースなど)でオリンピックを目指していました。高校卒業するとき一度大学進学するか悩んだんです。競技に力を入れるなら大学へ行った方がいいと思いながらも、大学卒業後にどうせ選手になるなら早い方がいいと思って大学へはいかず選手を目指しました」
正しい選択でした?
「そのときは選手してても競技はできると思っていたけど、そんなに甘くなかったです。そんな余裕はないというのが正直なところです。それでも今はガールズケイリンの道を選んで良かったって思ってます」
今年はどんな1年でした?
「前半体調崩すことが多くて欠場が多くなってしまったのでちゃんと走りたかったなと」
ご病気されたんでしょうか?
「胃腸炎とか食中毒とか風邪とかあって40度の熱が4回出てしまいました。後半は体調もいいのでもう大丈夫です」
近況振り返っていかがでしょう?
「112期のレベルがすごく高いです。レース中にもがくスピードが早くなっている。パワーがないならギアが踏めなくて、踏めないとその上がったスピードについていけない。もっとパワーをつけないとですね」
来年の目標を教えてください!
「デビューしてからずっと競走得点50点を切らずに走ってたのに今年はそれを下回ってしまった。来年はしっかり50点以上をキープできるようにすることと、自力を出すことです」
得意な競技をやめ競輪に専念すると決めた覚悟はいつか必ず身を結ぶはずです。競輪界で金メダルを取れるようにガンバレ元砂選手!!