
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
明日から始まる平塚ナイターで取材させて頂きました。
1人目の注目選手は福岡98期の西田大志選手です。
昨年は落車が多く怪我に苦しむ年となりましたが、今年に入り徐々に調子を上げて今後の活躍が期待されています。
成績上向きですね?
「やっとって感じです。昨年は骨折もあったし、3開催に1回くらいの勢いで落車してました。やっといい流れが来たのでこの流れに逆らわず乗って行きたいですね」
好調の要因は?
「1番は体重変動ですね。食べないだけでほんとすぐ体重落ちちゃう身体なんです。いっぱい食べて今は2キロ増えました。それだけでだいぶ違うんです。今は70キロなので75キロまで増やしたいですね」
練習は誰と?
「ナイター設備があるので暑い日中を避けてバンクで久留米のみなさんとやってます。練習、弱いんですよね。同じ久留米のガールズ小林優香や児玉碧衣に負けないかヒヤヒヤです(笑)」
競輪選手を目指したキッカケは?
「家が自転車屋なんですよ。じいちゃんと親父が自分達は自転車を整備する側だからおまえは自転車に乗る人間になれって言われて育ちました。小さい頃からロードレースをやっていて、中学に入って自転車部がなかったので親父に言われて高校の自転車部の練習に参加させてもらっていました」
その流れで競輪選手という職業を意識するように?
「そうですね。高校の練習に参加させてもらうようになったときに自転車部の3年生だったのが坂本亮馬さんです。それ以来、よくしてもらってます。高校の先輩方がどんどん選手になる姿を見て自分もなりたいと思うようになりました」
もしも競輪選手になってなかったら何になってたと思います?
「話すの好きなんで、営業マンか…ホストかな(笑)」
2017年も半分終わりました。上半期を振り返っていかがでしょう?
「前半はS級の点数ギリギリでした。今は少しずつ上がってきているので、このまま上向きをキープしたいです」
今年、残り半分はどのように過ごしたいですか?
「ひとつずつ、まずは目の前のことを真剣に取り組むようにしたいです」
怪我から復帰して、レース中に前より周りが見えるようになったと話す西田選手。このまま好調を維持してさらなる高みを目指して欲しいです。ガンバレ西田選手!!
千葉・100期 太刀川一成選手
2人目の注目選手は千葉100期の太刀川一成選手です。
競輪選手になる前はイタリアンレストランでシェフをやっていたという珍しい経歴を持つ太刀川選手。30歳でデビューして、6年目の今年1月にS級に上がりました。
シェフから競輪選手になったのはかなり珍しいと思うのですが?
「親父が昔、競輪選手になりたかったらしくて小さい頃から競輪選手になれと言われて自分と姉で自転車に乗ってました。高校で自転車部に入り、それからは競輪選手を目指してたんです。85期~88期の試験を受けたんですけどダメでした。他に何かできることはないかと探したときに料理は得意な方だったので、調理の学校に行ってイタリアンのレストランに就職しました」
レストランに就職してからもう一度競輪選手に挑戦しようと思ったのはなぜでしょう?
「いろんなことが重なったんですけど、内田慶の事故のことが大きかったかな…。小学校のときからトライアスロンとか一緒に出ていて仲が良かったんで。やらなきゃって思いました。それと、父が癌になってしまったのも理由のひとつです。父は自分が選手になってから亡くなりましたが、選手になったことをすごく喜んでくれたのであのときもう一度挑戦して良かったと思います」
色んな想いがある中の再挑戦だったんですね。試験まで大変でした?
「5年間レストランで働いてましたからね。タイムはそこまで落ちてなかったんですけど、自転車乗るもの大変でした。99期受けて落ちて、100期で受かりました。結婚していたので1年間挑戦させてほしいと妻と約束してたんです。妻のお義父さんは当時、その話をしたらすごく怒ってました。今は応援してくれてますけどね(笑)」
先程お話にあった小さい頃一緒に自転車に乗ってたというお姉さまはガールズケイリンの試験を受けたりは?
「本人に聞いたらブランクがあるし受ける気はないって言ってました。姉は昔、スプリントの日本記録持っていたんですよ。今は塗り替えられちゃいましたけど」
上半期を振り返っていかがでしょう?
「落車から始まった1年でした。S級には慣れないし、まだまだ余裕がないです」
1着が増えてきたと思いますが?
「足は戻ってきた感覚はあります。途中まで何やってもダメって感じでしたが、取手あたりから急に感じがよくなってきました」
下半期はどんな風に?
「余裕が生まれればもうちょっとできるかなって気はしているので、余裕を持って走れるようにしたいです」
諦めず長い時間をかけて夢の競輪選手になった太刀川選手。次の夢を掴むため進み続ける姿をこれからも見守りたいとおもいます。ガンバレ太刀川選手!!