
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
1人目の注目選手は2013年12月以来2度目の登場となる秋田96期の守澤太志選手です。
前回の取材から4年弱、戦い方を変えてより強さを増した印象があります。
前回の取材のことを覚えてますか?
「覚えてますよ!えっと…年末の、あれは京王閣でしたっけ?あ、立川だ」
覚えていてくれてありがとうございます!この4年弱で1番変わったことは何でしょう?
「結婚して子供が産まれたことですかね。前みたいにずっと練習だけってわけにもいかないので、時間を絞って効率的に練習するようになりました。あとは戦法も変わったかな」
番手をまわる競走も増えましたね?
「そうですね。デビューした頃から自力はある程度までしか通用しないと思っていました。上で戦って勝つために少しずつ自在に走るようになりました。成績は上向きなのでいい方向にはいってるのかなと思います」
今年はダービーの決勝まで勝ち進みましたね?
「ダービーは今までで1番ってくらい調子が良かったんです。誰より自分が1番びっくりって感じでした」
GⅠの決勝にのることで見える景色も少しずつ変わってきたのでは?
「まだまだ景色は変わらないですけど、決勝に乗れたことは自信になりました。頑張ればここまでこられるんだってのがわかったからまた頑張れます。もらった賞金の重みを忘れずGⅠの舞台で活躍できるよう頑張ります」
高松宮記念杯での落車の影響は?
「怪我もなかったしフレームも無事だったんですけどね。落車ってのは怪我がなくても影響がでたりすることもあるので。久留米を走った感じは日に日に悪くなる感じでした。しっかりケアして調整はしてきたのであとは走ってみてですね」
自転車を始めたキッカケはなんでしょう?
「小4からアルペンスキーやっていました。とにかくお金がかかるスポーツなんですよね。将来と親のことも考えて中学でやめることを決めました。ちょうど近くに自転車競技の強い高校があったのでそこに入って自転車を始めることにしました」
みなさん自転車に乗り出した頃はかなりキツかったという方が多いのですが?
「キツかったこともあったけど自分の場合はそこまでじゃなかったかなぁ。もともとかなりの地脚タイプなので長距離は得意だし、短距離だと力を出し切れずに終わっていたからかもしれません」
これからの目標を聞かせてください。
「もう一度特別の決勝にのれるように。それから、全部3着までに入ってやるつもりでレースをしています」
戦法を変えたことで迷いもなくなり、好調を維持する守澤選手。再びGⅠの舞台で活躍する姿を見るのが楽しみです。ガンバレ守澤選手!!
ニュージーランド・25歳 サム・ウェブスター選手
2人目の注目選手は今年、ニュージーランドから初来日。短期登録選手のサム ウェブスター選手です。
リオオリンピックのチームスプリント銀メダリストのサム選手。今年の4月から初めて日本で戦っています。
トラックレースとは一味違うと思いますが日本の競輪はいかがですか?
「とてもエキサイティングなレースが多い。国際競輪とはまた違った魅力があり、その違いを楽しんでいます」
日本の競輪選手はどうですか?
「みんなとてもフレンドリーに接してくれてます」
気になる選手とかいます?
「伊豆に住んでいるので静岡の選手は仲良くしてもらっています。レースではハイポイント(競走得点の高い)選手をチェックするようにしています」
3場所走ってみてどうでした?
「調子は良いです。みんなの走りを見てレースの勉強をしています。今は先行50%、捲り50%といった感じでスタイルも定まっていない。少しずつ進歩できるよう頑張ります」
慣れてきたらもう少し長い距離を逃げることも考えていますか?
「展開次第だとは思いますが、初日はあるかもしれません。2日目、3日目と変えていくと思います」
初戦の決勝で東選手に大きくブロックされましたがどう感じました?
「いつかはと覚悟はしていたし、これも勉強のうちです」
日本には慣れましたか?
「父が昔、日本の兵庫で働いていたんです。だから日本には興味がありました。この開催が終わったら東京で観光したいなって思ってます」
短期登録選手として日本へ行こうと決めたのはなぜですか?
「国際選手はみんな、日本へこられることを大変光栄に思っています。声をかけていただけるということはある意味認めていただいているということですから」
これからの目標は?
「何事にも自分がやることにプライドもってやっていきたいです」
2020年には東京オリンピックがありますが?
「また違った形で日本へ来られたらいいですね。出場したいので、叶うよう頑張ります」
オリンピックメダリストの競輪競走が見られるというのは貴重ですよね。競技で世界トップクラスのサム選手が日本の競輪でどこまで勝ち上がれるのか楽しみです。ガンバレ サム選手!!