
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
1人目の注目選手は、福島103期小酒大勇選手です。
粒ぞろいの103期の中で、卒業記念レースチャンプに輝いた小酒選手。今年7月からS級を走っています。
今年はどんな1年でしたか?
「S級に上がって2場所目で失格。波に乗り切れなかったかなぁという感じでした。A級の走りをしてしまうので苦戦してます」
A級の走りというのは?
「S級は次から次へどんどん仕掛けてくるんです。展開が早いのでそれに対応できてないということです」
競輪選手を目指したきっかけはなんでしょう?
「小学校の頃、兄(94期小酒大司選手)が選手を目指す姿をずっと見ていたので、それがきっかけだと思います。子供心に憧れを抱き小学、中学と水泳を続けて、高校から自転車競技を始めました」
師匠は鈴木謙太郎選手(茨城 90期)ですね?
「初めは兄にお願いしたのですが、自力で上を目指すのなら、強い自力選手にお願いした方がいいと言われ紹介してもらいました」
練習は師匠と一緒にやっていますか?
「師匠は茨城なので9月から茨城に移り一緒に練習させてもらってます。茨城は若手も強い選手が多いのでいい刺激になってます。中でも今注目の吉田拓也選手ともやりますが、ガッツがあり学ぶところが多いです。」
知らない環境で練習するって大変ですよね?
「いろいろ大変です。でも、出稽古に行ってお願いする立場になれば苦しいからと辞めるわけにはいかないし、街道も道がわからないので離れることは許されない。そういう厳しさが自分の力になるんだと思います。強い選手ほどいろんな環境でいろんな経験を積んでいると思いますから」
アドバイスなどは?
「レースのあとは毎回師匠にアドバイスをいただいてます。練習メニューなども考えてもらってます」
将来はどんな選手になりたいですか?
「師匠みたいな選手になりたいです。今は同県ではないので、いつか師匠と真っ向勝負して勝ちたいです」
恵まれた練習環境で、めきめきと力をつけている小酒選手。新たな環境に飛び込むとき、師匠に言われて行動したのではなく、自らの意思で乗り込んで行ったそうです。すべては強くなるために…
小酒選手の覚悟が身を結ぶ日はそう遠くないのかもしれません。
初日7Rは小酒選手に注目です!!
青森・100期 木村弘選手
2人目の注目選手は、青森100期木村弘選手です。
今年1月からS級を走る木村選手は思いっきりのいい先行が魅力の選手です。
今年1年振り返っていかがでしたか?
「S級の空気に慣れるのが遅かったかなと思います。最近になってやっと慣れてきた感じです。来期はA級なのでイチから頑張ります」
前走、佐世保の最終日は記念初の1着もありましたが?
「そうなんですけど、あれは先行してないので100%喜べなかったです」
2016年の目標は?
「A級でもスタイルを変えずに走ります。もっと力をつけ、S級でも通用する先行選手になってここに戻ってきたいです」
競輪選手になったきっかけはなんでしょう?
「13歳年上の兄(81期木村元信選手)の影響です。兄の姿をずっとみてきて、幼稚園の頃にはもう将来は競輪選手になりたいって書いてました」
夢を叶えてどうですか?
「とても厳しい世界だと感じてます。たくさん練習しても、レースでその力を出せなかったりしますから」
練習は誰としてますか?
「おもに坂本貴史さんが中心の若手の方々とやり、バンクに入るときは兄と一緒にやっています」
アドバイスをもらうことも?
「はい。兄からはいつも、先行して捲られてもそこで踏むのをやめるなと言われます」
将来はどんな選手になりたいですか?
「まだ兄を超えていないので、兄を超えたいです。先行で頑張っていきたいです!」
邪念はなく、目の前のレースに集中できるのが強みと話す木村選手。ツライけど練習が好きなんだそうです。この1年、S級で学んだことを活かし、来期も頑張ってほしいと思います。
初日9Rは木村選手に注目です!!
次回は12月27日GPシリーズ京王閣競輪場よりお届けします。ご期待ください!!