2016年1月26日
奈良・103期 元砂勇雪 選手 1人目の注目選手は、奈良103期元砂勇雪選手です。

昨年の1月からS級に上がり、9月以降調子を上げてF1戦では5回決勝戦を走りました。
1年間S級で戦ってどう感じていますか?
「上がったばかりの時はやりたいレースができたのですが、点数が上がると周りも思うようなレースをさせてくれないので厳しいなと感じています」
昨年後半は好調に見えましたが?
「そうですね。後半は思うように身体が動いていました。年末から少しずつ調子を落としてしまったので、久留米終わったあとから戻すために毎日自転車に乗るようにしています。あとは結果が出るのを待つだけです」
年末はヤンググランプリもありましたね?
「たくさんのお客さんに囲まれてあんな雰囲気の中で走れたのはいい経験になったと思います。とてもいい緊張感の中で走れました」
競輪界の最高峰、競輪グランプリを生で見てどうでした?
「ただただすごいなと。本番前の夜に村上さんや稲垣さんと話す機会があったんですけど、思ってたよりリラックスした雰囲気で驚きました。もっとピリピリしているものだと思っていたので」
ヤンググランプリを見て村上さんや稲垣さんからは何かアドバイスはありましたか?
「アドバイスとかはないですけど、村上さんからは今までのヤンググランプリの中で1番おもしろかったと言ってもらえました。稲垣さんからも気持ち伝わったぞって言ってもらえて嬉しかったです」
競輪選手を目指したキッカケは?
「母が水泳のコーチなので物心ついたときには泳いでいました。小・中はトライアスロンをやっていて、そこで自転車のおもしろさを知り高校から本格的に自転車競技を始めました」
昨年は妹さんである108期の元砂七夕美選手もデビューしましたね?
「はい。しっかりしなきゃとすごくいい刺激になりました。時間があれば今も一緒に練習しています」
今年の目標は?
「S級1班の点数を取ることです」
元砂選手が考えるご自身の強みって何でしょう?
「地脚です。ダッシュと違って練習しないと落ちちゃうので練習あるのみですね」
話を聞いていてしっかりと課題が見えているように感じました。今年は昨年後半以上の活躍を期待したいと思います!
初日7Rは元砂選手に注目です!!
鹿児島・99期 上吹越俊一 選手 2人目の注目選手は、鹿児島99期の上吹越俊一選手です。

競輪学校に合格するまで試験を10回失敗。11回目の挑戦でついに合格してからは、在校1位、卒業記念レース優勝と優秀な成績を残した努力型。遅咲きながらも着々と歩みを進め、今年1月からついにS級の舞台にたどり着きました。
選手になるまでの過程を教えてください。
「79回生から9回連続試験に落ちてしまい年齢制限もあって一度は諦めました。そこから7年くらい普通に働いていたんですが、弟(86期直樹選手)の結婚式で師匠にもう1度挑戦するか?と聞かれ、弟に話すともう1回お兄ちゃんと走りたいと言われ、再び選手を目指すことを決意しました。そこから2回目の試験で合格しました」
7年のブランクがあって2回で合格できたのはすごいことだと思うんですが?
「師匠のサポートと弟の支えがあったので、受からないわけにはいかないと必死で練習しました」
1月からS級を2場所走っていかがでしょう?
「みんな強いです。何かしようと動かないと後ろにいるままで終わってしまいますから」
玉野は6・1・1と2日目は捲りで初勝利、最終日は見事な逃げ切りでしたね。
「玉野を走って手応えを感じました」
練習はどなたと?
「弟や若手とやっています」
レースで見て欲しいところは?
「スピードですね。スピードには自信があるんです」
目標としている選手はいますか?
「武田さんです。1度鹿児島にきて一緒に練習させてもらったんですけど、すごく練習熱心で紳士的な態度に憧れました」
今年の目標は?
「まずはS級の点数をしっかり取れるように。それから、S級戦でもしっかり決勝まで勝ち進めるようになることです」
ゆっくりですが着々と階段を登る上吹越選手。それも俺の人生なのかなと思っています…という言葉が印象的でした。
夢のG1まで階段を登り続けていって欲しいです。
初日7Rは上吹越選手に注目です!!

次回は2月19日奈良競輪場よりお届けします。お楽しみに!!