1人目の注目選手は、熊本98期 森山智徳選手です。

高校から大学院までカヌーをやっていた森山選手。調子も上向き、7月から3度目のS級に挑みます。
熊本地震の影響はありましたか?
「家は大丈夫でした。今までの練習コースは被害を受けたんでいろいろ変えてやってます」
7月から3度目のS級に挑戦ですね?
「3度目…でしたっけ?!気負いなく気楽に走れています」
5場所走った手応えは?
「決勝に乗ったり、悪かったり、ムラがありますね。そこがネックです。調子はいいので初日クリアできればなんとかなると思います」
森山選手はカヌー出身ということですが、どんなキッカケで初めたんですか?
「高校のカヌー部が全国大会にいっていたので、筋肉つけたいなぁ…という軽い気持ちで始めたんですけど、気づいたら高校から大学院までやっていました」
そこからなぜ競輪の道へ?
「ずっとオリンピックを目指してやってたんですけど選ばれなくて、そのままカヌーを続けていっても厳しいと思い他の選択肢を考え始めました。自転車部の友人だったり、カヌー部の先輩も競輪学校の試験を受けていたので自分もやってみようと思いました」
カヌーと競輪は共通点ありますか?
「カヌーは上半身、競輪は主に下半身ですからね。逆といえば逆なんですけど、共通点といえば根性ですかね」
競輪という道を選んだこと、今はどう考えていますか?
「この道を選んでよかったと思います。身体を動かす仕事がしたかったので」
競輪学校の試験を受けると言った時のご家族の反応は?
「怪我が心配だということで親は最初、大反対でした。そんな中、姉が一緒に説得してくれたんです。姉がいなかったらたぶん試験を受けてなかったと思います。今は家族みんなレースを見て応援してくれています」
長い間カヌーを続けて、競輪選手になってからは6年が経ちました。過去を振り返って1番ツライ、キツイと思った時期はいつでしたか?
「昨年ですかね。落車して怪我をしてしまって、やっと復帰できたと思ったら思うようなレースができず…あの4か月間は本当につらかった。今、やっと戻ってきた感じなのでこれからって感じです!」
怪我を乗り越えて再びS級に挑戦。噛み合えばもっと上でやれるはずと話す森山選手の顔に迷いはないように感じられました。熱いレースを見せてほしいです!ガンバレ森山選手!!
高知・99期 小原周祐選手 2人目の注目選手は、高知99期 小原周祐選手です。

今年7月から2度目のS級に挑戦する小原選手。師匠は篠原龍馬選手です。
S級を5場所走っていかがですか?
「なかなか難しいですね。まだまだ脚力的に通用しないです。イケるかなと思ってやってきたので自信なくしそうです」
強化していくべきところは見えてますか?
「スピードがないと先行も通用しないので、スピードですかね。それから、人見知りなんでそこをなんとかしたいです。選手同士の情報交換は大事なので」
高校で自転車競技を始めたのは?
「中学までは野球をやっていたんです。団体競技だったので個人競技をやってみたくて自転車を選びました」
自転車競技をやってみてどうでした?
「全国大会で勝てるようになってくると、この世界で勝負したいと思うようになりました。その気持ちがあって競輪選手になることを決めました」
ご家族の反応は?
「父は競輪が好きだったので、競輪選手になるといったときはすごく喜んでくれました。今も応援してくれていて、レースも全部見てくれています」
競輪選手になってどうですか?
「頑張った分、結果となって返ってくるところが魅力ですよね。積み重ねたものが出たときが気持ちいいです」
今の目標は?
「S級に定着すること。いきなり上ばかり見ていてもダメなので一歩一歩進んでいきたいです」
もっと上で活躍して応援してくれるお父様の自慢の息子になれるよう頑張ると話す小原選手。一歩一歩、確実に歩を進めて活躍できる日が来ることを楽しみにしています!ガンバレ小原選手!!