
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
1人目の注目選手は岩手96期の佐藤博紀選手です。
昨年7月からS級1班で戦う佐藤選手。自在な走りが持ち味で3連対率は60%に達しています。
200勝達成おめでとうございます!
「ありがとうございます。周りから言われてああ、そうなんだって知ったんですけど190勝を過ぎたあたりから全然進まなかったのでやっとって感じです」
意識してました?
「気にしないようにしてました。意識すると変な力が入ってしまうので」
2連対率は50%、3連対率は60%もあり、好調に見えますがご自身はどう感じていますか?
「そうなんですか?!連対率とか気にしてなかったです。今は調子いい方ですかね。落車して調子崩してまた少しずつ良くなってっていうのを繰り返している感じなので」
今年も3月に落車してしばらく欠場されていましたが大きな怪我でした?
「骨折ではないんですけど、打撲と擦過傷がひどくて休みました」
今は少しずつ良くなっている時期ということですね?
「そうです」
中学時代はバスケ部で、高校から自転車競技を始めたキッカケを教えてください。
「中学時代のバスケ部の顧問が、高校から始める人が多い競技を教えてくれて、自転車は高校から始める人がほとんどだから目立てるぞって言われて決めました」
自転車部に入ってどうでした?目立てました?
「ほんと、なんで来ちゃったんだろうって思いました(笑)変なところに力が入って自転車乗るだけで全身筋肉痛でずっと辞めたいって思ってました」
なぜ辞めなかったんですか?
「高校卒業をキッカケにやめようと思ったんですけど、大学でやらないかと誘われて気づいたら大学4年間続けてました。そこまで行くともう引くに引けないっていうか、今までやってきたことを仕事にするべきなんじゃないかと思い選手になりました」
つまりは好きってことですかね?
「う~ん。勝負は好きです。負けず嫌いなので、負けたくないからやってる。節目で悩んだときも投げ出したら負けなような気がして続けていたらここまできちゃいました」
高校で自転車競技を始めてから今まで、1番キツかったのっていつ頃です?
「チャレンジの最後くらいのときに落車して鎖骨折ってそのままA級に上がった頃です。どんなに練習しても全然結果が出なくてつらかったです」
そんな時代を乗り越えてS級1班まで登りつめました。
「なんとかS級1班にはいますけど、ギリギリなので安定してるとは言えません。もう少し安定した成績を残したいです」
次の目標は?
「特別競輪を走ってまずは1勝。そして、乗り続けられるようになりたいです。っていってもあんまり考え過ぎるとやりすぎて潰れちゃうので今まで通りマイペースにやっていこうと思います」
ツラい時期を乗り越えてS級1班までたどり着いた佐藤選手。もうひとつ上のステージで戦いたいいう願いは、そう遠くないうちに叶うように思います。GⅠで活躍する姿を見るのが楽しみです。ガンバレ佐藤選手!!
静岡・112期 吉村早耶香選手
2人目の注目選手はガールズケイリンから静岡112期の吉村早耶香選手です。
7月にデビューしたばかりの吉村選手は静岡県出身の二十歳。3場所目の千葉で優勝を勝ち取りました。師匠は昨年末に惜しまれつつ引退された静岡77期の村本大輔さんです。
デビューから4場所走っていかがですか?
「ちょっとだけ慣れてきました」
さっそく千葉で優勝もありましたが?
「千葉では自分の走りができませんでした。初優勝は先行でと決めていたので悔しかったです」
周りの方々から何か言われました?
「おめでとうって言われたくらいで特に何も(笑)祖父母が喜んでくれたのは嬉しかったです」
学生時代は陸上をやられていたんですよね?
「はい中学で砲丸投げ、高校で砲丸投げと円盤投げをやっていました」
勝手なイメージですが、思ってたよりずっと華奢ですね。
「この業界に入るまでは太い太いって言われていたんですけど、ガールズケイリンを始めてからは華奢って言われることが増えました(笑)」
ガールズケイリンを目指したキッカケは?
「もともと父が公営競技が好きで競輪の話を聞いたりしていました。中学生のときにガールズケイリンがスタートして、たまたまそのときテレビで特集を見てずっと気になっていたんです。やってみようってなったのは高校卒業後の進路を決めるときで、中学のとき見たテレビのことがずっと心に残っていたからだったと思います」
そこからどうやって行動しましたか?
「まずは競輪学校に電話して支部長を紹介してもらいました。支部長から師匠を紹介していただきました」
師匠から何か言われていますか?
「競走自体は悪くないと。ケアだけはちゃんとしろと言われています」
今の目標は?
「ガールズグランプリ…と言いたいところですけどそんなに簡単ではないとわかっているので、まずは先行で魅せるレースをして勝てる選手になりたいです。先行にこだわって優勝したいです」
憧れの選手はいますか?
「ガールズケイリンの中で最初に加瀬さんを知ってブログとかも見ていたので、加瀬さんに憧れがあります。まだ対戦したことないので一緒に走ってみたいです。そのときは絶対先行したいと思います」
7月28日で二十歳になり来年は成人式も控えていますが、何か抱負はありますか?
「身体に気をつけて、気持ちを引き締めてやっていきたいと思います」
吉村選手の道はまだ始まったばかり。夢のガールズグランプリを走るその日まで応援し続けたいと思います。ガンバレ吉村選手!!