
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
明日から始まるグランプリシリーズ。1人目の注目選手は3度目の登場となる岡山107期の取鳥雄吾選手です。
昨年に引き続きヤンググランプリを走る取鳥選手。S級1班になり挑む2度目のヤンググランプリは昨年と見える景色が少し違うのではないでしょうか。
今年はどんな1年でした?
「前半は苦しかったです。耐える時期でした。秋頃も調子を崩したりですんなり勝てるレースばかりではなかったですが、今月の小倉も優勝できたしまた少しずつ上がってきています」
2度目のヤンググランプリですが今のお気持ちはいかがですか?
「昨年よりは落ち着いています。前回はずっとソワソワしていたので。気持ちばかりが先走っている、そんな感じでした。1年経って自分のできることがわかってきたと思います。前より少しだけ自信がつきました」
昨年は挑戦者の立場というようなお話をされていましたが?
「同期が強いですからね。ここにきてやっと背中が見えてきたという感じです」
今回のレースはその背中をとらえるチャンスですね。
「そうですね。でも追いつくだけではダメ。追い越さないと。まだまだ足りてない部分が多いですが力を出し切ります」
昨年のヤンググランプリは男気溢れる先行でした。
「あのときはただ行ったってだけでした。今回はどんな形でも優勝しろと言われてきているんでレースの流れを見て動きます」
どなたから言われたんですか?
「師匠でもある父からです」
他にもアドバイスをもらった方はいますか?
「岩津さんからは悔いのないレースをしたらそれでいいと言ってもらいました。終わってモヤモヤするくらいならレース中、思うようにやってこいと。ぼくも同じ気持ちで後悔するレースだけはしたくないです」
昨年は家族5人で前検日の前日に円陣を組んできたと話してくれましたが昨日は?
「そんなこと言ってましたね(笑)今年は家族もバタバタしてて円陣は組んでないです。でも、いつもは母が駅まで送ってくれるのに昨日は何も言わずに父が送ってくれました。弟も応援のメールをくれたのでカッコいいところを見せたいです」
ひとまわり成長して挑む2度目のヤンググランプリ。今年はいったいどんな走りを見せてくれるのでしょうか。1番最初にゴールラインを通過できるよう、ガンバレ取鳥選手!!
和歌山・105期 石塚輪太郎選手
2人目の注目選手は、和歌山105期の石塚輪太郎選手です。
徹底先行が持ち味の石塚選手は今年1月からS級を走り、来期は既にS級1班を決めている注目選手です。
今年はどんな1年でした?
「初めてS級に上がった今年の目標はF1優勝とS級1班でした。ひとつは達成できたけど、もうひとつはまだなので今回頑張りたいです。記念の決勝まで行けたのも自信になりました」
S級上がってかなり好調ですね!
「A級から徹底先行でずっと内容にこだわったレースをしてきました。S級デビュー戦が地元記念だったので変なレースはできないなって。そこでやれたことが自信になったと思います」
練習環境はどうでしょう?
「すごくいい環境で練習できています。10月に椎木尾さんが寛仁親王牌の決勝にのったことでみんなこの練習は間違ってないと思えました。信念を持ってやってたらきっとGⅠ決勝を走れるはずです」
今開催は日本選手権の出場権もかかっていますね?
「そうなんです。初めてダービーに出られるかもしれないのでひとつでもいい着を取れるように走ります」
石塚選手が競輪選手を目指したキッカケはお父様(56期引退石塚正浩さん)の影響ですか?
「大学受験に失敗してこの先どうしようかと思っていたときに父からやってみたらと言われたのがキッカケです。それまでは父のレースも見たことなかったくらい競輪のこと全然知りませんでした」
実際に競輪選手になってどうでしょう?
「大変だなって。4年半でもこんなに色々あったのに、29年間現役を続けた父はすごいって今になってわかりました。自分も500勝できるくらい続けたいです。それも選手としての目標のひとつです」
平塚バンクは?
「卒業記念レース以来です。思い出があるバンクだし、あの頃、S級で走れるとは思ってなかったですからね」
最後に今年の目標を達成して締めくくりたいですね?
「はい。強い人多いですけど相手を気にせず自分のレースをしたいと思います」
今年の目標達成、そして初のGI出場に向けて負けられない戦いが始まります。石塚選手の力強い先行に期待しましょう。ガンバレ石塚選手!!
次回は新春1月10日の和歌山記念よりお届けします。皆さんどうぞ良いお年をお迎え下さい。