
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
1人目の注目選手は東京92期の河村雅章選手です。
昨年からメキメキと成績を上げている河村選手。前走の小松島F1では今年初優勝を飾りました。
小松島、優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます。久々なんで優勝できたことも嬉しかったですけど、自力選手が前で頑張ってくれたその気持ちが何より嬉しかったですね」
短期登録の外国人選手に勝ったことは大きいのでは?
「必死でした。前の伊早坂くんの頑張りのおかげです」
今年初優勝となりますが?
「そうなんです。昨年は3回くらい優勝あったんですけど、今年の頭に肝臓を悪くしてしまい調子を落としてました。お酒は飲めない体質なんですけどね。少しずつ上がってきたんでここからです」
今年は何回優勝を目指しましょう?
「狙ってできるってもんじゃないですからね。できることなら3回くらいしたいです」
2007年にデビューして今年で丸10年経ったと思うのですが振り返っていかがです?
「ずっと下からゆっくり上がってきた感じです。チャレンジにいたのも長かったし、A級時代も落車が多くて…。ここにきてやっとS級が定着してきた感じです」
1番キツいなと思った時期はいつ頃です?
「う~ん、いつだろう。A級上がった頃ですかね。勝てないし、怪我するし、同期はどんどんS級に上がっていったので」
自転車を始めたキッカケは?
「最初はロードやりたいなって思ってたんです。カッコいいなって。それで高校に入り自転車部に行ったらロードはやってないって言われました(笑)そこからトラック競技を始めました」
実業団に所属していたんですよね?
「高校3年のときに88期の試験を受けて落ちました。どうしても競輪選手になりたかったので、実業団に所属して選手を目指しました」
実業団っていうのはお給料が出るんですか?
「もらえません。大会のときだけ集まるっていう団体です。なので、その間は競輪場の補助員の仕事をさせてもらったりして、5年目の試験でやっと合格できました」
なかなかの苦労人なのですね。
「切り取ってみるとそうかもしれません。結果的に今、S1にいられるってことを考えると長い目でみたら順調なのかもしれません」
今後の展望をお聴かせください。
「自分の納得できる走りをするためにも動けるうちは先行で頑張りたいです。またG1で走れるよう頑張ります」
【努力の人】という言葉がぴったりな河村選手。自転車が好きで競輪が好きだからこそツラい時期を乗り越えてこられたそうです。ここからさらに高みを目指して、ガンバレ河村選手!!
静岡・107期 簗田一輝選手
2人目の注目選手は静岡107期の簗田一輝選手です。
師匠は村本大輔選手。高校時代はトラック競技で大変優秀な成績を残しています。2015年にデビューして丸2年。今年の7月からS級で戦っています。
S級に上がり3場所走ってみていかがですか?
「思ったよりやれてるなって感じです。最初は出来過ぎでしたね(笑)」
S級上がって最初の松戸F1でいきなり決勝、次の福井記念でも初日1着でしたもんね。
「福井記念は中団とれたんですんなり捲れないとダメって展開でした。準決勝を目標にしていたんですけどね」
先行にこだわりは?
「何が何でも先行してラインが潰れちゃうってのは好きじゃないです。どのレースもしっかり勝負したいです」
高校の自転車競技でもご活躍されていたと思うのですが競輪選手を目指したのはいつ頃からですか?
「小さい頃から競輪選手になりたかったんです。祖父母と両親もみんな競輪ファンだったので、一緒にレースを見に行っていました。そこでカッコいいなって思ってずっと憧れてました」
デビューから丸2年、振り返っていかがです?
「頑張れてる方じゃないですか。まだまだですけどね」
同期の活躍はどう映ってますか?
「最初はみんなのレース見ていましたが、今はもう見ていません。あ、堀内さんのレースは見てます!かっこいいなって(笑)」
堀内選手と仲が良いのですか?
「自分は仲が良いと思ってますけど、向こうはわかりません」
今の目標は?
「S級初優勝と記念の決勝を走ることです」
将来はどんな選手になりたいですか?
「逃げても捲ってもあいつには勝てないって言われる選手になりたいです。先行できても捲りはできないとかはイヤなんで」
S級に上がり好調なスタートを切った簗田選手。21歳の若さ溢れるルーキーが今後、どのような進化を遂げるか楽しみです。ガンバレ簗田選手!!