
直近4ヶ月の成績は連対率が50%を超え、3連対率も70%と好調な岡崎選手。前走、前橋FⅠでは完全優勝を果たしました。
2014年3月の取手FⅠ以来、2度目のS級優勝ですがお気持ちは?
「前の優勝はあってないようなものでしたから、自分の中では前回の前橋が初優勝だと思っています。素直に嬉しかったです」
33バンクのレースが続いていますが?
「もともと33バンクはあんまり好きじゃなかったんですけど、これだけ走っていたら得意になってきますよね」
好調の要因は何でしょう?
「昨年は落車とかもあってボロボロでした。昨年の後半くらいに現状と向き合うことで、ようやく自分を知ることができたんです。不調の中で今までのやり方を捨てて、自分と向き合った練習を始めました。コツコツやってきたものが、今期に入ってやっと出てきたんだと思っています」
つらい時期、誰かにアドバイスをもらったりしましたか?
「基本的には自分自身で考えましたが、古性君といろいろ話をする中で課題が見えたことは大きかったと思います。それから、レーススタイルに関しては稲川さん、南さんら先輩の助言のおかげで迷いがなくなってきたと思います」
競輪選手を目指したキッカケはなんでしょう?
「キッカケは稲川さんです。高校の時は全然話したことなかったんですけど、稲川さんの彼女(今の奥さま)が陸上部の先輩だったんです。大学に進学したあとに連絡を取り合ったときに、稲川さんが競輪選手をやっているという話を聞いてお会いして、興味を持ったことが始まりです」
実際に競輪選手になってどう感じていますか?
「チャレンジの頃はいろいろわからなかったけど、最近は考えるようになって少しだけわかってきました。強い人って、自分という選手がどういう走りをするか、というのを前面に出す走り方をしていると思うんです。GⅠはそれぞれのスタイルのぶつかり合いというか。そのスタイルを確立したいです」
次の目標は?
「今はまだ記念が自分の走れる上のステージなので、特別競輪に顔を出して見ている人にインパクトを与える走りができるようになりたいと思います」
地道な練習をひたすらコツコツと積み重ねた結果が、今の成績に繋がっていると話してくれた岡崎選手。まだ完成形ではなく、課題に取り組んでいる途中だそうです。これからどのような進化を遂げるのか、岡崎選手から目が離せません。
初日10Rは岡崎選手に注目です!
福島・100期 伊東翔貴選手
2人目の注目選手は初日9Rを走る福島100期の伊東翔貴選手です。
今年7月から初のS級を走り、苦しみながらも果敢に先行する伊東選手。点数以上の力を秘めた選手なんです。
S級を走っていかがですか?
「やっぱり全然違いますね。力を出しきれない感じのレースが続いています。それでも勉強になることばかりです」
課題は見えましたか?
「自信を持っていたことがS級では通用しなかったことで、もう1度イチから練習し直そうと思えました」
競輪選手を目指すキッカケは?
「高校まで野球をやっていたんですけど、怪我でダメになってしまいました。ウエイトトレーニングのために通っていたジムに師匠の小林孝文さん、飯野祐太さんなど競輪選手の方がけっこういて、その影響で選手を目指すことにしました」
実際選手になっていかがですか?
「正直、もう少し楽かと思っていました(笑)キツイけどやり甲斐はありますね」
憧れの選手はいますか?
「ずっと先行で頑張っている飯野選手が目標です」
今回、飯野選手もいますね?
「そうなんです。一緒に走りたかったんですけど、奈良ではダメだったので今回こそは頑張ります」
飯野選手に伊東選手のことを伺ってみました。
「ダッシュタイプでトップスピードも高い。点数は90点ないんですけど、110点の脚がある選手だと思っています。あとはそれをいかに本番で発揮できるかですね。練習を一緒にやっても強いです。あとは自信を持って走れればといったところ。キッカケさえ掴めればポンポンって上手くいくような気がします」
飯野選手も伊東選手の力を高く評価していました。
将来はどんな選手になりたいですか?
「GⅠの舞台でお世話になっている先輩の前を走れるようになりたいです。来期はA級なので、今はとにかく先行して脚をつけてまた絶対戻ってきます!」
開催3日目に25歳の誕生日を迎える伊東選手。ぜひご自身の誕生日は、目標である飯野選手と一緒に決勝を走ってほしいです!
初日9Rは伊東選手に注目です!!
次回は9月18日松戸オールスター競輪からお届けします。お楽しみに!!