
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
京都・96期 三田村謙祐選手
1人目の注目選手は初日4Rを走る京都96期 三田村謙祐選手です。
今年7月からS級を走る三田村選手。
走ってみていかがですか?
「S級とA級は大きく違いました。レベルが違うって感じです」
課題はみえましたか?
「やっぱりスピードですかね。今の力でGⅠを走ったとしても結果は見えています。S級で戦えるスピードを身につけないと」
5月くらいに3場所欠場していますが?
「体調不良でした。しっかり治療に専念したので今は大丈夫です」
三田村選手はレスリング出身です。以前に取材させていただいた滋賀の黒川選手と同じ大学のレスリング部だったそうです。
そこから競輪選手を目指すようになったきっかけはなんでしょう?
「オリンピックを見ていて自転車競技に興味を持って調べていたら、競輪選手という道にたどり着きました」
レスリングの経験が今に活きていることってありますか?
「んー、ないんじゃないですかね(笑)でも、あの大学に行ってレスリング部に入らなかったら、今いる道は選んでなかったと思うんですよね」
道はつながっているんですね。人生に無駄なことなんてなにもない。笑いを交えながらインタビューに応えてくださる三田村選手をみていてそう思いました。
今は、レスリングをやっていたときよりもずっと競輪に夢中になれているそうです。
今回、三田村選手の師匠である八倉多加人氏にメッセージを戴きました。
「練習環境は川村晃司君についてから良くなったと思います。京都には超一流の選手がたくさんいるので、トレーニングのことや競走の組み立て方などを積極的に聞いて自分の肥やしにしてほしいです。期待しています」
師匠からのメッセージ、いかがですか?
「ありがたいです」
今は川村選手と一緒に練習を?
「べったり練習をみてもらっています」
川村選手は普段どんな方ですか?
「練習も強いし、すごく面倒見がいい方なのでほんとに良くしてもらっています。人間性も、競輪に対する姿勢も全て尊敬しています。早くもっと強くなって恩返しがしたいです」
川村選手の他にも京都は強い選手がたくさんいますね?
「そうなんですよ。周りに助けられて強くなっていると感じています。成功した話を近くで聞けたりできる環境はモチベーションが上がるし、恵まれていますよね」
これからどんな選手になっていきたいですか?
「今まで通り先行で頑張りたいです。先行に対して人並み以上のこだわりがあるので、このままいけるところまでいきたいですね」
まずは明日、先行逃切りで一次予選を勝ち上がってほしいです。先行日本一を目指してガンバレ三田村選手!明日の4Rは三田村選手に注目です。
宮城・100期 阿部力也選手
2人目の注目選手は初日6Rを走る宮城100期 阿部力也選手です。
記念出場は今回で9度目となる阿部選手。今年4月の武雄記念では準決勝まで勝ち上がり好調を維持していましたが、最近は少し低迷気味だそうです。
理由は環境の変化にありました。
今までバンク中心の練習だったのですが、それまで使用していた400バンクの競技場が取り壊されることになり、さらに33バンクの競技場でもバンク改修が始まり使えなくなってしまいました。
街道中心の練習メニューに切り替えましたが、レースに向けての調整がなかなか掴めないところがあるそうです。
阿部選手が競輪を始めたきっかけは、高校の自転車部でした。
当時、自転車競技の練習で競技場を使っているときに選手が同じ場所で練習していたそうです。ずっと身近に競輪があったんですね。
阿部選手は競輪学校の卒業記念レースのチャンピオンでもあります。
プレッシャーは感じていますか?
「注目されることは多いですが、学校時代のことなので気にしていません。学校での活躍と実際に選手になってからは違いますからね」
明日から戦いが始まりますが、岐阜バンクのイメージはいかがですか?
「何度か走っていますが、悪いイメージはないし嫌いじゃないです」
今回の目標は?
「今回も準優まではいきたいです」
将来はどんな選手になりたいですか?
「GⅠに出られるまでは自力でいきたいと思っています」
目標にしている選手はいますか?
「将来的には成田さんみたいになりたいです」
環境の変化に順応していくのは大変なことだと思います。
その壁を乗り越えてさらに強い阿部選手の走りをみせてほしいです。
明日の6Rは阿部選手に注目です!
次回のコラムは9月26日青森記念競輪です。ご期待ください!