
青山りょうです。 SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!
徳島・100期 久米康平選手
1人目の注目選手は、初日5Rを走る徳島100期久米康平選手です。
前走、四日市F1戦は内容あるレースを見せて決勝戦まで勝ち上がりました。いい流れで今回の取手記念に挑みます。
1週間くらい競走が空きましたが?
「しっかり練習してきました。来期はA級なのですぐにS級に戻って来たいです。7月デビューの弟子(小川真太郎選手)がいるので、追いつかれないように頑張らないとですね」
1月からS級を走っていかがでしょう?
「思っていた以上に楽しいですね。チャレンジャーって感じがいいです」
競輪選手を目指したキッカケは?
「小学校2年生のときに初めて叔父さん(久米康隆選手)のレースを見て、競輪選手ってカッコいいって思いました。そのときから選手になりたいって思ってたんです」
自転車はいつから乗り出したんですか?
「叔父さんからスポーツをやっていれば焦らなくていいと言われていたので、中学までは父の好きな野球をやっていて、高校で自転車部に入りました」
小さい頃に憧れていた選手に実際なってみていかがでしたか?
「選手になりたての頃はやっぱり大変でした。今は気持ちの面で徐々に楽しめてきています。せっかく選手になったんだから思いっきりやらなきゃ!と思うようになってから少し変わってきました」
7月でデビューから丸4年になりますが?
「今の自分をひとことで言うと『もたついている』ですね」
今回の意気込みを聞かせてください。
「取手を走るのは2回目。今回は原田研太朗選手がいるので、原田さんと連携したいです。そのためにも、準決勝以上へ勝ち進んで原田さんの前を走りたいです」
久米選手にとって原田選手はどんな存在ですか?
「身近な目標…ですかね。原田さんを抜かないと。徳島で1番の自力選手になりたいんです。このまま原田さんを1人で頑張らせるわけにはいきませんから」
原田選手に久米選手の印象を伺ってみました。
「すごく真面目な人間です。練習もかなり真面目にやるタイプなので、デビューからここまでくるのが少し遅いくらい。でも、ここにきて確実に力をつけてきています。彼なら来期A級で特進する力が充分あるんじゃないかな。準決勝で前を走りたいと聞いてすごく嬉しいです。実現できるように自分も頑張ります」
やはり先行へのこだわりは強いですか?
「力を出し切る競走が1番だと思っています。先行が最もカッコいいと思えるスタイルなんです」
将来はどんな選手になりたいですか?
「中四国は先行選手が少ないので、ひっぱっていける選手になりたいです」
久米選手はあと3勝で100勝なんです。今期S級にいる間に決めたいとやる気を見せていました。
準決勝まで勝ち上がり原田選手との連携を見たいですね。まずは明日。初日5Rは久米選手に注目です!!
大阪・103期 北川大五郎選手
2人目の注目選手は、初日9Rを走る大阪103期北川大五郎選手です。
19歳のときに世界ジュニアベンチプレス選手権で優勝。強靭な肉体を持ち競輪界の門を叩きました。
競輪選手を目指したのはいつ頃からですか?
「小学校の頃は月曜日〜土曜日まで陸上、日曜日は相撲とスポーツばかりしていました。中学でもそれは変わらず、中学2年のときになんとなく競輪選手っていいなと思った覚えがあります。高校でも部活を続けました。ベンチプレスをやっていたのですが、ベンチプレスはオリンピックの正式種目ではないですし、それだけでは食べていけませんから適正で競輪学校の試験を受けました」
競輪学校に受かってからはどうでしたか?
「自転車に乗り出したのが遅かったこともあって、初めはかなり大変でした」
競輪選手になる前の経験が活きているところはありますか?
「ウエイトは中学からずっとやっていましたし、トレーニングの仕方は良くわかっています。昔から身体の使い方やサプリメントのことを調べるのが好きだったのでそれも役立っていると思います」
前走、京王閣F1で欠場していますが?
「体調不良でした。今はもう大丈夫です」
2週間以上、競走が空いていますが?
「ここに向けてしっかり練習してました」
1月からS級を走っていかがでしょう?
「今、壁にぶつかっています。正直もうちょっと上に行けると思っていたんですけどね」
壁というのは?
「ずっと徹底先行でやってきました。それだけでは勝てなくなり、しばらく負けが続いて気持ちがめいってしまいました。練習が足りないのか、どこが悪いのか…いろいろ考えるうちにだんだんペースが乱れてしまったんです」
今回の目標は?
「記念は4回目、取手は初です。まずは明日、主導権をとって2次予選にいくことだけを考えます。内容あるレースをしたいです」
これからどんな選手になっていきたいですか?
「今は先行で頑張りたいです。いずれは追い込みになることも視野に入れています。南さんみたいに前を信頼する走り、自分が勝つことだけがすべてじゃないっていう走りがカッコいいと思います」
壁にぶつかっていると話す北川選手。先行選手としてここをどう乗り越えるか、今後注目していきたいと思います。鍛え抜かれた肉体でまずは初日突破に期待しましょう。
初日9Rは北川選手に注目です!!
次回は大宮競輪場F1レースからお届けします。お楽しみに!