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こんにちは!
青山りょうです。
SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
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前回注目選手の結果 平塚競輪場







東京 92期 河村雅章 河村雅章
844
静岡 107期 梁田一樹 梁田一樹

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2017年8月21日





滋賀・93期 三谷政史選手




1人目の注目選手は滋賀93期の三谷政史選手です。






競輪選手の父(49期 引退 三谷典正)を持ち4兄弟のうち3人が競輪選手という競輪一家の長男、三谷政史選手。弟は92期の将太選手と101期でダービー王の竜生選手です。                                       

                                                                                                              前から気になっていたんですが、三谷選手といえば全て緑色!何かあるんですか?

「子供時代から男兄弟で洋服とか、いろんなものとか区別するために、母がぼくは緑、将太は青、竜生は黄と決めたんです。それをずーとぼくが続けてるんです。竜生は黄色だから今年大金を手に入れました(笑)」

                                                                                                                      やはりお父さまに憧れてこの道を目指したのですか?

「将太の方がずっと先に選手になりたいと言っていました。自分は小さい頃から将太ほど選手になりたいと思っていたわけではないです。高校卒業までラグビーをやっていて高校卒業前に進路を考えたときに競輪選手に挑戦することに決めました」


お父さまからは何て言われていました?

「父はいい時代の選手でしたから、今から競輪選手になるのは大変なことだと。賞金も下がっているし、頑張らなければ勝てないし、甘くないぞと。やるなら覚悟を決めろと言われました」


お父さまはどちらかというと息子が選手になるのは反対だったんですか?

「はっきりやりたいというまでは、どちらかというとやるなって感じでしたね。やりたいといってからは応援してくれました。めちゃくちゃ厳しかったですけど」


競輪選手になるまでの道のりはどんなものでした?

「簡単ではなかったですね。弟の将太が先に試験にも受かりましたし。兄弟の中ではぼくが1番苦労したんじゃないですかね。竜生なんて大学までラグビーやってて、就職活動もしてたんですよ。ある日突然、競輪選手を目指すと言いだして将太にビシビシ鍛えられたら3ヶ月でいきなり強くなってて驚きました」


三谷3兄弟はそれぞれ体格が違うと思うのですが、お母さま似、お父さま似っていうのがあるんですか?

「父は背が大きいですし、母もその世代の中では大きい方です。体格は違いますが家族の中で1番親父に似ているのは竜生です。雰囲気が似てるんです」


お父さまやご兄弟が同じ職業ってどうです?

「ぼくは嫌じゃないです。兄弟だけだったら違ったかもしれないけど、親父が選手だったのが大きいですね」


この道を選んだこと、どう思ってます?

「後悔はありません。もっと頑張らないとと思っています」


近況振り返ってどうでしょう?

「今年の前半はよかったんですけど、ちょっと崩してしまいました」


原因はわかっていますか?

「取り壊しが決まって今年の3月から琵琶湖のバンクを使えなくなったことが大きいですかね。ほぼ毎日バンクに入ってやっていたのが街道練習に切り替えるしかなくなりましたから」


街道練習に慣れてきたらまた調子が戻ってきそうですかね?

「そう願います。昨年より勝ち星は多いんです。踏めてるから力は落ちてないと思うんですが、バンクで練習しないとどうしても変なところでタイミングがずれることがある。感覚的なことなんですけど」


今の目標を教えてください?

「兄弟で走りたいです。そのためにもGⅠで戦えるようにならないと。お兄ちゃん頑張ります」


GⅠの大舞台で連携する三谷3兄弟の走りを見られる日が今から待ち遠しいですね。そのときはぜひとも生で見に行きたいと思います。ガンバレお兄ちゃん!ガンバレ三谷選手!!











滋賀・99期 藤井昭吾選手




2人目の注目選手は滋賀99期の藤井昭吾選手です。






大学までサッカーを続け、そこから競輪という道を選んだ藤井選手。先行のイメージが強いですね。


先行の決まり手が70%近くついていますが、先行にこだわりは?

「こだわりというよりかは逃げた方が堅いと思って逃げてます」


昨年の1月から2度目のS級挑戦となりました。1年半走ってどうですか?

「S級上がりたての頃に比べると前はもっとこうしたらよかったとできずに後悔するばかりだったんですけど、今はやったけど力が足りずダメだったというレースが増えたように思います。あとはその力を足していればいいのかなって」


昨年末から春くらいまでFⅠ初日は安定した成績を残しているように思いましたが4月の落車の影響はありました?

「自分では大丈夫だと思っているんですが、結果を見たらそうなのかもしれませんね。そのうち上がってくるはずなので焦ってはないです」


藤井選手はずっとサッカーをやられていたんですよね?

「大学までサッカーをやっていました。サッカーの指導者の資格や教員免許もとったんですよ」


そこからなぜ競輪選手の道へ?

「大学にトレーニングルームがあってそこに競輪選手の人がトレーニングに来ていたんです。一緒にウエイトとかやって話を聞くようになり、競輪やってみたいなって思いました」


競輪学校の試験は何回受けました?

「2回目で合格しました」


競輪とサッカーはどちらが練習キツイですか?

「う~ん、競輪ですかね。サッカーは試合の90分を意識した練習が多いんで、そこまで長い時間の練習ではありませんでした。競輪は朝練、午後練、夜練にウエイトと1日のほとんど練習してますから」


今の目標は?

「特別競輪を走ることです。あとは目の前のレースに集中してしっかり走ること。それしかないと思っています」


デビューから約6年半、そろそろもうひとつ上のステージで戦いたいと話してくれた藤井選手。日々の積み重ねの先にある栄光を掴み取ってほしいと思います。ガンバレ藤井選手!!





次回は9月5日平塚競輪場からお届けします。お楽しみに!!

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