Slide 4
こんにちは!
青山りょうです。
SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!

前回注目選手の結果 四日市競輪場

三重 95期 坂口晃輔 坂口晃輔
72
山口 105期 清水裕友 清水裕友
1919

<<前回の記事はこちら

2018年2月21日





群馬・92期 木暮安由選手


1人目の注目選手は、群馬92期の木暮安由選手です。






変幻自在な走りでファンを魅了する木暮選手。恵まれた体格とレーステクニックで常に上位クラスで戦ってきました。


デビューから10年が経ちましたが振り返っていかがですか?

「長そうで短いといった感じです。ほんとにあっという間で振り返ることもないくらいです」


競輪選手を目指したキッカケは?

「中学のときは野球をやっていたんですけど野球でプロになるのは厳しいと感じました。高校受験のときに塾の先生が競輪好きで自転車やってみたらと勧められ、自転車部のある高校に進学しました」


その先生がいなければ競輪選手にはなってなかったということですか?

「そうかもしれません。それまで競輪は見たこともなかったですし。人生の分岐点は3回あるとどこかで聞いたことがあるんですけどその1回がそのときだった気がします」


あと2回の分岐点はありました?

「2回目は結婚したときですかね。3回目はまだだと思うんですけど、たぶん子供が結婚したときとかなんじゃないですか(笑)」


デビューから1年半でS級にあがってすごく順調にここまできた印象がありますが、壁を感じたことは?

「S級にあがってからもFⅠ戦はけっこう勝てたので順調だったんですけど、初記念の千葉を走ったときやっぱり記念は違うなって思いました」


2012年に初めてGⅠ戦の決勝を走ってからここまで4回決勝まで勝ち進んでいますね。次は優勝に期待がかかると思うんですが?

「GⅠの優勝は巡り合わせだと思っています。力だけでなくいろんなものが噛み合ったときにはじめて獲れるものなのではと。毎レース違うし、同じメンバーで走っても同じ結果にはなりませんからね。だから競輪は面白いんです」


緊張することって今はもうないですか?

「ありますよ。GⅠ決勝よりも初日の方が緊張するかもしれません。初日のレースでその開催が決まる。そう考えるとやっぱり今でも緊張します」


本命を背負うレースが多いと思いますがプレッシャーは感じますか?

「どちらかというと気にしないタイプだと思います。人気背負ってたら『よしよし』って気合い入ります」


次の目標は?

「120点取ることです」


120点を取るというのは簡単なことではありません。GⅠで優勝でもしない限り難しいでしょう。次の目標をGⅠ優勝と言わないあたりが木暮選手らしいスマートさだと感じました。検車場ではいつも笑顔で人当たりのいい木暮選手のGⅠ優勝を願う人は多いでしょう。わたしもそのひとり。今年こそ栄光を手にして欲しいと思います。ガンバレ木暮選手!!










栃木・107期 隅田洋介選手




2人目の注目選手は、栃木107期の隅田洋介選手です。






アイスホッケーの実業団で3年ほどプレーしてから競輪へ転向した隅田選手。デビューからずっと徹底先行で戦い続け、今年1月からS級を走っています。


S級を走ってどうですか?

「点数無いからすんなり駆けさせてもらえてるので主導権を取る競走はできています。しっかりやることやって点数を上げていきたいです」


想像してたよりもやれていますか?

「確定板にのれることはまだ少ないのでもうひと踏ん張りですかね」


デビューから2年半を振り返ってどうでしょう?

「師匠からは徹底先行で戦えとずっと言われているので先行にこだわってやってきました。先行すればレースを組み立てられるし、落車も少ないし、先行でやってきて良かったと思います。同期が強いので正直焦りもありましたけど、先行で力をつけて5年後に同期の中で1番になってるようにと思ってやってます」


アイスホッケーを始めたキッカケは?

「岡山出身なんですけど岡山にリンクがあったんです。母親がフィギュアスケートをやっていたこともあってリンクに足を運ぶようになりアイスホッケーと出会いました。母親からもあんたはフィギュアよりアイスホッケーの方が似合ってると言われて、アイスホッケーをやるために北海道の高校へ進学しました」


実業団に入ったんですよね?

「栃木のアイスバックスという実業団で3年ほどプレーしました」


そこからなぜ競輪界へ?

「実業団時代に身体をケアしてもらっていた整骨院の先生からアイスホッケーはずっとはできないから次はどうするんだ?と気にかけていただいて競輪を意識するようになりました」


その方に師匠(栃木84期 山口貴弘選手)を紹介してもらったんですか?

「師匠ではなく栃木の選手会を紹介してもらいました。その方は神山雄一郎さんのインソールとかも作ってる方なんです」


適性で競輪学校に入学して周りは自転車経験者ばかりで大変じゃなかったですか?

「そんなこともないです。ツライ練習は嫌いじゃないですし、努力した分だけ結果が出るというのは性に合ってると思いました」


今の目標は?

「逃げて結果を出してFⅠ決勝にのりたいです」


目先の勝利ではなく徹底先行というスタイルにこだわり続けられるのは未来の自分の姿を明確に描けているからだと思います。着実に力をつけてグレードレースで活躍する日が待ち遠しいです。ガンバレ隅田選手!!





次回は3月5日京王閣競輪場からお届けします。お楽しみに!



過去のコラム