少しずつ気温も下がり冬の訪れを感じますね。前検日、わたしは薄手の長袖では少し肌寒かったのですが、検車場にいる選手は半袖の方がたくさん。鍛え方が違いますね。明日から千葉記念が始まります。
最終日には真券ファン倶楽部の公開収録もありますのでぜひ千葉競輪場にご来場ください。
１人目の注目選手は初日３Rを走る茨城100期 横山尚則選手です。
デビューから丸３年が経ちましたがどのように感じていますか？
「今年の１月にS級に上がれたし順調にはきていると思いますが、このあとS級で勝てないとダメですからね。今はまわりの先輩方に教えていただいて１戦１戦大事に走っています」
横山選手が自転車を始めたキッカケは？
「中学まではサッカーをやっていたんですが、進路を決める時期にたまたまテレビで競輪の番組を見たんです。それで調べていくうちに、競輪選手を目指そうと思い自転車部のある高校へ進学しました」
たまたま見たテレビ番組で人生が決まるってすごいことですね。
「ほんとそうですよね。今こうやって選手としてインタビューを受けているんだからすごいなぁと思っちゃいますね」
師匠の十文字貴信選手とはどのようにして知り合ったのですか？
「友人のお父さんをかいして紹介していただいたんですが、師匠は同じ高校の出身なんです。十文字さんといったらメダリストとして高校内でもとても有名な方だったので、まさか自分が弟子になれるなんて思ってもみなかったです」
練習は十文字選手と一緒にやられているんでしょうか？
「はい、グループでやっています。師匠はあまり多く語る人ではないので、行動で示すというか、無言でひしひしと伝わってくるものがあります」
中学生から夢見た競輪選手に実際なってみていかがでしょうか？
「なりたかった職業に就けたことはすごく幸せなことだと思います。でも自分が想像していたより厳しい世界です」
特にどのあたりが厳しいと感じますか？
「練習もそうなんですけど、お金がかかっている中でレースをするというのは想像以上にすごいプレッシャーでした。元々緊張しやすいっていうのもありますが」
記念は４回目だと思いますが今回の目標は？
「まだ一次予選を突破していないので、まずは明日勝ち上がることです」
将来はどんな選手になりたいですか？
「自力でみんなに知ってもらえるようになりたいです。強い選手に前を任せてもらえるようになるまで頑張ります」
練習はツラいけど嫌いじゃないと話す横山選手。今回インタビューをさせていただいて、すごく真面目で真っ直ぐな方だという印象を受けました。
一次予選突破を目指して頑張ってほしいです。明日の３Rは横山選手に注目です！
三重・100期 伊藤裕貴選手
２人目の注目選手は初日７Rを走る三重100期 伊藤裕貴選手です。
７月からS級を走ってみてどうでしょう？
「７、８月は良かったんですけど９月から警戒され出してきたのもあって少し調子を落としています」
デビューから３年が経過しましたがどう感じていますか？
「長期の目標が立てられないタイプなので、そのときそのときで目の前の目標を大切にしてきました。まだ力不足なのですが、今の目標としてはS級の中で安定して決勝にのれるようになることですかね」
伊藤選手が自転車を始めたキッカケはなんですか？
「中学のとき競輪選手を知って自転車部のある高校を選びました」
本気で選手を目指したのはいつ頃からでしょう？
「大学にいこうと思っていたんですが、先輩にやってみないかといわれて、高校の自転車部でも成績は残せていたので選手を目指すことにしました。結果なって良かったと思っています。そういえばちょうど千葉が終わったあと、弟が競輪学校の試験なんですよ」
それなら弟さんにエールを送る意味でも、なおさら頑張らないとですね。
普段の練習はどのように？
「浅井さんや柴崎兄弟なんかと一緒にやらせてもらっています。厳しいところもあり、優しいところもある先輩方です。すごく恵まれた環境だと思います」
何かアドバイスをもらっていますか？
「みんながレースを見てくれているので、何かあったら教えてくれます。浅井さんからは、このまま積極的にやっていけば力つけていくからと言われました」
記念を走るのは前回の豊橋記念に続いて今回が２回目です。
豊橋記念はいきなり準決勝まで勝ち進みましたが、振り返ってみていかがでしょう？
「出来過ぎな感じはありました。反省点もいっぱい見つかりましたし」
今回の目標は？
「前回は最終日特選だったのでそれ以上を目指したいです。レース内容にもこだわりたいです」
180cm以上ある長身ですらりとしたモデルのような体型の伊藤選手。
あと４勝で100勝という節目を迎えます。この記念でいくつ勝ち星をあげられるか楽しみですね。明日の７Rは伊藤選手に注目です！
次回は11月20日小倉競輪祭よりレポートします。ご期待ください！
