Slide 4
こんにちは!
青山りょうです。
SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!

前回注目選手の結果 取手競輪場







福岡 90期 坂本亮馬 坂本亮馬
7551
奈良 103期 中井俊亮 中井俊亮
1851

<<前回の記事はこちら

2017年2月21日




青森・95期 佐藤和也選手


1人目の注目選手は青森95期の佐藤和也選手です。





約1年前の小田原F1でS級初優勝。次開催の取手でも連続優勝を決めて強さを見せつけた佐藤選手。ちょうどその時期に取材をお願いしようとしたのですがタイミングが合わず、1年経ってやっとお話を聞くことができました。

2016年の前半はまさに絶好調だったように思いますが?
「自分でもほんとそうでした。あのときは身体的にも気持ちにもはりがあり、やれるって気持ちでしたから。4月に冬季移動終わってそこから調子を落としてしまい残念です」

環境の変化が原因ですか?
「それも少しはあったのかもしれないですけど、青森に帰ってから最初の開催が青森だったんです。気合い入れて激しい練習をやりすぎて風邪ひいて背中の筋断裂をおこしてしまってそこから調子を落としてしまいました」

最近はまた1着も増えてきたように思いますが?
「良かった頃に比べるとまだですね。練習が充実すれば気持ちも乗ってくるタイプなので練習から頑張ります」

高校で自転車競技を始めたキッカケは?
「小中学は野球をやっていたんですが、小6の頃から競輪選手になりたいと思っていたので高校から自転車部に入りました」

なぜ競輪選手になりたいと思ったんですか?
「もともと自転車が好きだったので。ロードレーサーがすごくカッコいいと思っていました。自転車で誰より早く走りたいと思ったので競輪の道を選びました」

自転車部に入ってみてどうでした?
「入る前は自分は自転車乗ったら絶対に強いという根拠のない自信があったんです。それなのに高校3年間、4人いた中でずっと1番下でした。それでも競輪選手になれると信じていました」

デビューは29歳と遅めですよね?
「そうなんです。競輪学校の試験になかなか受からなくて覚えている限り8回受けました。23歳現役最後の試験に落ちると一度はあきらめて普通の仕事をしたんです。ある夜、川崎健次(神奈川・88期)から電話がかかってきて「年齢制限が撤廃されたぞ」と教えてもらいました。一晩考えてその日のうちにもう一度チャレンジしてみようと決め、そこから2回目で合格です」

なかなかの苦労人ですね?
「長かったですね。今は走れることが嬉しいです。楽しい思いや悔しい思い、いろいろあるけどやっぱり自転車が好きなんですよね」

最近は人の後ろをまわる競走も増えたように思いますが?
「そうなんですけど自在という気持ちはありません。まだ先行捲りで頑張りたいです」


遅咲きの苦労人ですが自転車を愛する気持ちは本物。多少時間はかかってもしっかりと自分の力でS級1班までたどり着いたんです。これからさらなる飛躍に期待しましょう。ガンバレ佐藤選手!!







熊本・98期 東矢昇太選手


2人目の注目選手は熊本98期の東矢昇太選手です。





東矢選手は高校時代から自転車競技で注目を集め、大学では全日本アマチュア選手権3連覇。競輪学校では在校1位と常に注目を集め続けてきました。

10月の落車はもう影響ないですか?
「骨は大丈夫でした。ちょうど調子が上がってきたところだったからすごく残念でした。今回は早い段階で調整して戻ったんでそれは良かったかなと思います」

先日の奈良、勝ちきりましたね?
「荒井さんのおかげです」

在校1位というのは付いて回る話だと思いますがプレッシャーとかありますか?
「まだ何も残せてませんからプレッシャーも何もないですよ。これからだと思っています」

高校時代に自転車競技を始めたキッカケは?
「いとこが自転車で国体に出てたので自分もやってみようかなと思い始めました」

その頃から競輪選手は意識していました?
「してないですね。近くに競輪選手という存在がいませんでしたから。ずっと建築士になりたいと思ってたんです。高校で自転車競技を始めて、ありがたいことにいろんなところからうちにこないかと声をかけてもらえて、自分が本当にやりたいことはなんだろうと悩みました。両親が悩んでいるなら大学へ行って考えればいいと背中を押してくれたことで進学を決めました」

では、競輪選手になりたいと思ったのはいつ頃でしょう?
「大学4年のときにオリンピックの招致イベントに参加したのがキッカケです。S級S班の選手が来ていてカッコいいなと思いました。それで競輪選手になろうと思いました」

ご家族は喜んでくれました?
「競輪選手になりたいといったら最初は猛反対されました(笑)でも今はすごく応援してくれています。じいちゃんなんかわざわざパソコン教室に通ってパソコンの使い方を覚えてまでレースを見てくれています。家族のためにも頑張らなきゃですね」

熊本地震の影響はどうですか?
「今も100%の練習はできていません。とはいえ、普通の道路もやっと治ってきた状況ではあります」

今年の目標は?
「上のレースを走ることです。少し前までマイナスだったけど少しずつ上がってきた。30歳だしラストチャンスと思って頑張りたいです」

ポテンシャルの高さはピカイチ。今はまだ充分な環境ではないかもしれませんが実力が発揮できるよう応援しています。ガンバレ東矢選手!!




次回は3月15日京王閣F1シリーズよりお届けします。お楽しみに!!

過去のコラム