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こんにちは!
青山りょうです。
SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
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2014年7月25日


愛知・101期 近藤龍徳選手

今回は函館記念です。前検日は気持ちのいい陽気でした。東京より湿度が低いため気温が上がってもカラッとしています。この時期の函館は個人的に大好きなんです。
明日から4日間、どんなレースが見られるのか今から楽しみです。



今回の注目選手1人目は初日2Rを走る愛知101期 近藤龍徳選手です。




祖父、祖母、父、兄、叔父が競輪選手という競輪一家に育った近藤選手。常に身近に競輪という存在を感じており、小さい頃から将来はサラリーマンとして働くイメージはなかったそうです。

といっても家族から競輪選手を目指せと言われたことは一度もなく、選手を目指したのは兄である良太選手(93期・A1)がキッカケでした。近藤選手がまだ中学生だったときに、兄の良太選手が自転車競技で高校のインターハイに出場しました。その姿をみてすごいなと思い自転車を始め、競輪選手を目指すようになりました。近藤選手が選手になると、家族はとても喜んでくれたそうです。


1月からS級に上がり半年が経ちましたがいかがですか?

「S級は周りの選手がめちゃくちゃ強いです。ここまで自力で上がってきていないので苦労しています」

記念は今回で4回目。松山、武雄では準決勝まで勝ち進んでいますが?

「記念は目立てるじゃないですか!ここしかないって思って、普段より厳しいレースができるんです。みんなが見ているし、まだチャレンジャーの立場なのですごい選手のところに攻め込んだらダメでも認めてもらえる部分があるし、そこで勝てたら大金星です。マイナスがないんですよ。二次予選は強い自力屋が必ずいるんで、その番手に挑めばチャンスがあると思ってます」

武雄記念の準決勝は惜しかったですよね。
「あれは経験不足ですね。ヨコは練習でやらない分レース中の経験がものをいうんだと思います。」

函館バンクは初めて走ると思いますが、今回の目標は?
「決勝を走りたいです。すごく緊張しています」

笑顔も多く緊張しているようには見えませんよ(笑)?
「こうみえて緊張タイプなんですよ。でもこの緊張は戦う上で大事なことだって父(近藤幸徳選手 52期・A2)にも言われました。競輪は9割が気持ちだって」

お父さまはどんな存在ですか?
「父のことは尊敬しています。普段からとても仲が良くていつも一緒にいるんですよ!2人で買い物とかもいったりします。自分が選手になり、すごい選手なんだとわかりました。」

今回の目標は?
「今回決勝で3着までに入って競輪祭の権利を取ってこいって愛知の人達に言われてきました。決勝にのれるように頑張ります」

では最後に将来どんな選手になりたいですか?
「深谷さんの後ろを任される追い込み選手になりたいです」


緊張感もいい意味で楽しんでいる、そんな風に見えました。今回も近藤選手のスタイルで勝ち上がり、ぜひとも決勝戦にのってほしいです。細身の身体でみせる力強いレースに期待しましょう。初日2Rは近藤選手に注目です!




山梨・98期 志村龍己選手


2人目の注目選手は初日5Rを走る山梨98期 志村龍己選手です。





幼い頃から大学まで、ずっと空手をやっていた志村選手。大学時代には全日本空手道選手権(インカレ)組手で2位という成績も残しています。

空手の指導者などという道もありながら競輪の道を選んだのは3つ年上の兄、志村太賀選手(90期・S1)の影響でした。

今も練習は太賀選手と一緒にしていますか?
「時間が合ったときには一緒に練習しています。たまに練習内容のことやレースのことでアドバイスをもらうんですが、そんなときは静かに聞いて実行します」

兄の太賀選手は龍己選手にとってどんな存在ですか?
「常に先をいっている存在です。みんなから信頼されているし、尊敬できる人です」

空手を辞め競輪の道に進んだことを今はどうお考えですか?
「良かったです。趣味は競輪です!そういえるほど好きになりました。やっていても、見ていても本当に楽しいんですよね。ダイジェストとかずっと見ちゃうんです」


現在、先行、捲り、マーク、すべての決まり手がついていますが?
「逃・捲・差の決まり手が均等につくのが理想ですね。すべてできるオールラウンドの自在型です。」

函館バンクの印象は?
「前回走ったときは落車してしまったんで、今回は挽回したいです」

今回の目標は?
「準決勝まで行きたいです!でも意気込むとダメなタイプなので抑えていこうと思います。まずは明日です」

将来はどんな選手になりたいですか?
「自在でやりたいけれど、今はまだ力がつききれていないので自力でやります。将来的には成田和也選手や村上博幸選手みたいになりたいです。捌きができて追い込み中心みたいな感じです。先行よりそっちの方が魅力的に感じるし、レースを見ていてもつい目がいっちゃうんですよね」


趣味といえるほど好きなことを仕事に出来るというのは幸せなことですよね。
「好きこそものの上手なれ」
空手で鍛えた肉体と精神力、そして競輪愛で更なる高みを目指してほしいです。初日5Rは志村選手に注目です!



次回はサマーナイト競輪・松戸競輪場です。8月7日更新予定です。

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