今年も残すところ１ヶ月を切りました。
2014年、やり残したことがないように残りの日々を大事に過ごしたいと思います。明日から始まる松戸記念、思う存分楽しみましょう！
１人目の注目選手は初日１Rを走る宮城100期 櫻井正孝選手です。
７月に初めてS級に上がり、記念も２本走りました。青森記念では１４２１と素晴らしい結果を残しています。
今年はどんな年でしたか？
「とにかく早かったです。考えてみればずっと競輪のことしか考えてなかったような気がします。遊びよりも競輪、そんな年でした」
S級を走ってみて手応えはいかがでしょう？
「上がったばっかりは全然ダメだったけれど、今は意外にやれていると思います。」
３度目の記念ですが意気込みは？
「力を出し切って納得のできるレースをしたいですね」
ここまで、奈良、前橋、富山、そして今回の松戸と33バンクのレースが続いています。
「33は後手に回されたりがイヤですね」
櫻井選手は高校、大学と自転車部でした。高校のときに選手になることを決めていたそうですが、もっと身体を作ってからと思い大学を経て選手になりました。
高校の先輩には１つ上に菅田壱道選手、大学の先輩には和田圭選手がいるそうで、先輩に恵まれているんですと話してくれました。
現在、練習は師匠の荻原尚人選手や和田圭選手らとみんなで集まりやっています。ただ、競技場が取り壊されてしまったため、今まで通りのバンク練習ができなくなってしまいました。
そんな大変な状況でも「街道のもがきは良い刺激なんです」と笑顔で話す櫻井選手。逆境を味方につける精神はさすがですね。
将来はどんな風になりたいですか？
「藤木裕選手や吉田敏洋選手みたいなレースができるようになりたいです。後手になったら行かなきゃ勝負にならないっていうレースです。系統的には自分も似ていると思います。気持ちで走るタイプというか」
身近に良い目標がいるんですね？
「アマチュア時代、藤木選手がＧⅠの決勝戦を走るのをテレビで見ていました。あのときの強さが今も目に焼き付いているんですよね。今は、たまに話しをさせてもらうんですが、レースを見てくれているみたいで。ずっとテレビで見ていた人が自分のレースを見てくれていると思うと、ピリっと気合いが入るんです。」
憧れの藤木選手もきっと明日からの走りを見ていてくれるでしょう。まずは一次予選突破！
明日の１Rは櫻井選手に注目です！
千葉・95期 北野良栄選手
２人目の注目選手は初日７Rを走る千葉95期 北野良栄選手です。
北野選手は元プロ野球選手でした。競輪選手として第２の人生をスタートしてから来年の１月で丸６年を迎えようとしています。北野選手が貫いてきた徹底先行のスタイルはとても魅力的ですよね。
北野選手が競輪を選手を目指そうとしたとき、きっかけとなったのは田中晴基選手との出会いでした。プロ野球の先輩のトレーナーが田中選手のこともみていたので、田中選手と話して師匠を紹介してもらったそうです。
プロ野球選手から競輪選手になって１番大変だったことは何ですか？
「練習は競輪の方がキツいですね。心肺に負荷がかかりますし。でも性格的に競輪は合っていると思います」
今年はどんな年でしたか？
「出だしは悪かったです。４月頃から桐山敬太郎さんと練習させてもらって、セッティングやレースの走り方なんかを聞くことができてから少しずつ良くなってきました。夏場は中だるみがありましたが、今また良くなってきていると思います。競走で参加した他県の先輩選手からもアドバイスをもらったりと充実していますね 」
桐山選手のアドバイスでどんなことを意識するようになりましたか？
「今までまわりの人を気にしすぎていたんだと気づきました。もっと自分のペースでいいんだと。自分のペースでもつように駆けたらいいんだとわかったら、落ち着いてレースができるようになりました」
松戸記念に向けての意気込みは？
「今回は自分が（優勝）狙っています。どんな形でも穫れるだけのポテンシャルはあると信じていますので」
地元記念にかける想いはひとしおだと思います。北野選手の熱い戦いに期待しましょう。明日の７Rは北野選手に注目です！
