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こんにちは!
青山りょうです。
SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!

前回注目選手の結果 前橋競輪場

徳島 96期 山形一気 山形一気
261
福井 103期 清水剛志 清水剛志
193

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2017年2月15日


福岡・90期 坂本亮馬選手

1人目の注目選手は福岡90期の坂本亮馬選手です。




年が明けてすぐの静岡で優勝していいスタートを切ると、前走の地元久留米でも優勝を決めて良い形で全日本選抜競輪を迎えます。


静岡は久しぶりの優勝となりましたが?

「そうですね。今年入って最初の開催だったので賞金ランキング1位のところを写真に撮りました(笑)」


前走の地元優勝は嬉しかったんじゃないですか?

「記念の優勝も嬉しいけど、地元での優勝は比べられないくらい嬉しいものです」


好調の要因は?

「トレーニング方法を半年前から変えました。ずっと模索してきたものが結果として出てくれたんだと思います」


怪我に泣かされることが多いように思いますが?

「2015年、2016年と2年連続11月に肋骨骨折しました。1回目は戻るまでに時間がかかったけど、2回目は過去の経験から学びました」


S級S班に在籍して記念優勝を重ねたあとも怪我に苦しんだのでは?

「SSまでいったけど大怪我してしまい、ちょうどそのとき時代は大ギアの波が到来していて…。大ギアは早めに踏んでいた方だと思うけど時代と不調が噛み合って泥沼でした」


どのようにして復活を試みたのですか?

「トレーニングからすべて変えたりとにかく試行錯誤でしたね」


メンタル的には相当キツかったのでは?

「それは割と大丈夫です。落ち込んでもどうにもならないし、極論ですがこれで人生が終わるわけではないですから」


怪我をしても戦い続けなければならない、大変なお仕事ですよね?

「頑張らないけど、さぼらない。80%くらいの力でやるようにしています。競輪選手はオフシーズンもないですから常に100%でやっているとどこかで無理をしてしまうんです。だからといって仕事である以上、やらないという選択肢はないです。1年を戦い抜くには常に80%くらいがちょうどいいんだと思います」


競輪選手を目指したキッカケは?

「昔からプロスポーツ選手になりたかったんです。スポーツを仕事にしたかった。学生時代は色々試しました。サッカー、バスケ、水泳、陸上、剣道、自転車。チームプレイより個人の方が合ってるとわかり、最終的には職業として考えて自転車の道を選びました」


取手バンクは200勝を決めた場所でもありますが?

「そうなんですか⁈そういうのはあんまり興味がないけれど、取手は良いイメージがあります」


今回の目標は?

「優勝です」


話していると素直で無邪気に感じる坂本選手ですが、会話の端々にはストイックな部分が見え隠れしていました。怪我の苦労を乗り越えて再びGⅠで活躍する姿が見たいです。ガンバレ坂本選手!!






奈良・103期 中井俊亮選手


2人目の注目選手は奈良103期の中井俊亮選手です。




競輪選手の父と兄を持つ中井選手。兄である中井太祐選手(97期)と一緒に今年の1月からS級1班に上がりました。


初日は1R1番車を任されましたが?

「プレッシャーにはそんなに強くないけど期待に応えられるよう頑張ります」


3度目のGⅠとなりますね?

「この雰囲気には少しずつ慣れてきました。自分の力を出し切れるレースがしたいです」


お父様やお兄さんから何か言われてきましたか?

「特に何も言われてないです。でも、終わったあとに兄から電話がかかってくるんじゃないかな」


お兄さんとは一緒に練習を?

「兄とはバンクでたまに一緒にやるくらいです。バンクでは他にも奈良のみなさんと、街道のときは1人か大阪の北川大五郎さんとやってます」


2016年の1月にS級2班に上がり、わずか1年でS級1班まできたわけですが、特別な練習をしたりは?

「練習はデビューからずっと変えていません」


自転車を始めたキッカケはご家族の影響ですか?

「父が選手だったのもあるんですが、レースを見たことなかったんです。当時は、父親の仕事は自転車に乗って怪我が多い危ない仕事をしているくらいの認識でした。競輪選手が身近にいたのと、昔からマウンテンバイクに乗るのが好きだったからですかね。自転車を始めたのは中3のとき。兄と同じタイミングでした。兄は競輪を目指して自分は競技(ロード)の方に力を入れてました。選手を目指すと決めたのは高校3年の進路のときです」


ロード出身なんですね。長い距離を踏める印象があります。

「そうなりたいと思っています。今は少しずつもがける距離が長くなっているのでもっと頑張ります」


目標としている選手はいますか?

「村上さんや稲垣さんみたいな選手になりたいです」


今回の目標は?

「勝ち上がって少しでも上へ行けるよう、目の前のレースに集中します」



デビューから着々と力をつけ、伸び代はまだまだ未知数な中井選手。3度目のGⅠで熱い走りを見せてほしいです。ガンバレ中井選手!!



次回は 2/21 名古屋 FⅠシリーズよりお届けします!お楽しみに! 

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