神奈川・108期 尾崎睦選手
１人目の注目選手は今月デビューしたばかり。初日７Rを走る神奈川108期 尾崎睦選手です。
ガールズケイリンは108期生の15名がデビューして総勢84名になりました。そんな中でも今回は卒業記念レースで完全優勝を果たし、在校1位となった尾崎選手に注目しました。尾崎選手はビーチバレーから競輪に転向しました。ビーチバレーでは2012年、13年とJBVツアーで年間総合王者に輝くなど結果を残しています。師匠は渡辺秀明選手です。
デビュー戦の川崎を走っていかがでしたか？
「バレーとは違い競輪は個人競技だし、オッズを背負って走るのでかなり緊張しました」
ご出身が平塚市ということで地元戦ですが？
「そうなんです。地元なので応援してくれる方も多いと思いますし、しっかり走りたいです。今は大丈夫ですけど、走る前になったらまた緊張しちゃうかもですね！」
今回の目標は？
「優勝です。その前に力を出し切るレースをすることですね」
ライバルはいますか？
「自分です」
ガールズケイリンに興味を持ったきっかけは何ですか？
「ビーチバレー時代にペアを組んでいた金田洋世さん（神奈川106期）が選手になったので、一緒に練習に参加させてもらったりしているうちに自転車っておもしろいなと思い、自分も挑戦してみたいと思いました」
長年やってきたバレーをやめて、自転車を０から始めるとなると大変なことも多かったのでは？
「そうですね。でも、初めのうちは毎日成長を感じることができたのでそれが楽しかったです」
目標としている選手はいますか？
「奥井さん（奥井迪・東京106期）です。学校時代にずっとレースを見ていて、奥井さんみたいなレースがしたいって思っていました」
これから先、奥井選手と対戦する機会もあると思いますが？
「今はまだ手が届かない存在ですが、いつかライバルと認めてもらえるようになりたいです」
将来の夢はなんでしょう？
「ガールズグランプリに出て優勝することです」
ご自身で考える1番の強みはなんですかと聞くと、負けず嫌いなところという答えが返ってきました。スポーツ選手になくてはならないものだと思います。長年培ったアスリート魂でガールズケイリンでも活躍してくれることを期待しています。
初日7Rは尾崎選手に注目です！
オランダ・マティエス ブフリ選手
２人目の注目選手は、初日11Rを走るオランダのマティエス ブフリ選手です。
短期登録選手として今年５月に初来日し、５月の四日市F１、６月の宇都宮F１を完全優勝しています。
日本の《競輪》を走ってみてどう感じていますか？
「だんだん慣れてきています。バンクがコンクリートなのがキツいです。来日したばかりのときに、２場所連続、準決勝で４着と悔しい思いをしたことがありました。そこからもっと勉強してやろうと燃えました」
日本の生活には慣れましたか？
「日本とオランダは全然違います。最初の１週間は寂しかったけれど、今は楽しんでいます」
早くオランダに帰りたいと思ったりしないですか？
「正直、日本に来る前は３ヶ月くらいで国に帰りたいと思うんだろうなと思っていました。でも、今は逆でもっと日本にいたいくらいです。トレーニングがあるので戻らなきゃなんですけどね」
好きな日本食は？
「選べないくらいたくさんあります。寿司のマグロ、お好み焼き、味噌ラーメン、天ぷらのエビ、焼き鳥…大好きです」
《競輪》の魅力とは？
「ラインがあるのはおもしろいです。良い悪いは別として、横の動きがあるのも特徴ですよね。見ているファンはエキサイトすると思います。ハンドルさばきにはけっこう自信があるんです！」
将来、日本で競輪選手になるのはどうでしょうか？
「あはは（笑）。日本の生活は気に入っているので可能性はあるかもですね！？」
今回の平塚、そして松阪、静岡と日本で走るのは残すところ３開催となりました。応援してくれるファンにメッセージをお願いします。
「いつも応援ありがとうございます。最近は競輪場で名前を呼んでいただけることもあって、すごくパワーをもらっています。期待に応えられるよう全力で頑張ります。アリガトウ！！」
私は英語がしゃべれないので、通訳さんを介してインタビューさせていただいたのですが、とても丁寧に対応してくださいました。来日中に覚えた日本語を挟んで場を和ませてくれる優しいブフリ選手。日本でレースが見られるのはあと少しです。ワールドクラスの力強い走りをしっかり目に焼き付けたいと思います。
初日１１Rはマティエス ブフリ選手に注目です！
次回は８月１３日京王閣競輪からお届けします。お楽しみに！！
