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こんにちは!
青山りょうです。
SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!

前回注目選手の結果 川崎競輪場

高知 104期 山原さくら 山原さくら
455
埼玉 108期 細田愛未 細田愛未
614

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2016年7月21日





岡山・107期  取鳥雄吾選手 


1人目の注目選手は、岡山107期 取鳥雄吾選手です。





競輪選手の父(69期 取鳥敬一)の背中を追って、幼い頃から競輪選手以外の選択肢は一度も考えたことがないと話す取鳥選手。デビューから1年も経たない今年5月に特別昇級を決めてS級まで駆け上がってきました。

福井、別府と初めてS級で戦ってみていかがでしたか?
「A級にないスピード感が楽しいです」

いきなり楽しめているとは大物の予感ですね?!
「結果が伴っているわけでもないのに大きなこといったら恥ずかしいですね(笑)変な意味ではなく、こういう緊張感ってなかなか味わえるものじゃないと思うのでせっかくなら楽しもうって思ってます」

福井は6.1.1、別府は1.1.9といきなり決勝まで勝ち上がりましたが?
「先行で勝ち上がれたことは大きいですね。タイミングが大事だと思いました」

自転車に乗り始めたのはいつ頃からですか?
「高3の夏からです。それまで他のスポーツもやっていませんでした。自転車部に入ることを父に相談したときに、選手になるための練習を始めたらやりたいこともできなくなるからそれまで思いっきりやりたいことをやっておけと言ってもらって部活には入りませんでした」

競輪選手になりたいと思ったのはお父様の影響でしょうか?
「小さい頃、父みたいになりたいと本気で思っていました。どうしたら近づけるかと考え、競輪選手になればいいんだと思ったんです。そこから一度も他の道を考えたことはありません。興味もないし、自分は絶対に競輪選手になると信じていました」

高3で自転車に乗り出してすぐにタイムが出たんですか?
「でませんでした。甘くないなと。学校の試験は2回目で合格したんです。でも、今となってはよかったと思ってます。1回で受かってたらこんなに一生懸命なれていなかったかもしれません」

お父様からは何か言われていますか?
「ダメ出しばかりです。なかなか褒めてくれないけど、親身になって悪いところを教えてくれてありがたいです。練習も一緒にやるし、レースを見てアドバイスもくれます」

来月は小田原記念が決まっていますね?
「はい。テレビで見ていた人達と一緒に走れるのは燃えます」

今後戦ってみたい方っています?
「竹内雄作さんですね。めちゃくちゃ強いと思うので、自分とどれくらい差があるのか戦って感じてみたいです」

今の目標は?
「先行で父を超えることです。その先の目標はそのときまた考えます」

デビューから1年が経ち、やっとやりたいことが見えてきたそうです。ここからさらに上を目指して突っ張っていってほしいと思います。父を超えられるよう、がんばれ取鳥選手!!









奈良・105期  野口正則選手


2人目の注目選手は、奈良105期 野口正則選手です。





小学生の頃から大学までロードレースに青春を捧げた野口選手。幼い頃からの夢は競輪選手になることだったんだそうです。今月からS級です。

前走大宮F1、初めてのS級での戦いはいかがでしたか?
「なかなか思うようにいかないですね。簡単にはやらせてくれないなという印象でした」

平塚が2場所目になりますが?
「今回は400なのでまだ走りやすいかと。前回の反省点をきちんといかして走りたいです」

ずっと続けていたロードレースを始めたキッカケは何でしたか?
「小学生の頃、野球をやっていたんですがたまたま家の近くでロードレースの大会があると知ってマウンテンバイクのタイヤだけ変えて参加しました。6位までが入賞のところ、7位だったんですよ。レースに出る前はこの1回限りというくらいの軽い気持ちでいたんで、悔しい思いをしたのが続けるキッカケでした」

ずっとロードレースだけに打ち込んできたんですか?
「中学の頃はバスケ部でした」

違う道にも興味が湧いたんですか?
「違います。身長がないので背を伸ばすためにバスケ部に入りました。もちろん並行して自転車の練習も続けました」

実際に競輪選手を目指し始めたのはいつ頃ですか?
「高3で進路を決めるとき、競輪選手になるか大学に進んでロードレースを続けるか悩み大学進学を決めました。大学3年のときにも大きな選択を迫られ、競輪選手の道と教職を取っていたので指導者の道とで悩みました。教育実習まで行ったのですが、自転車に乗るのが1番楽しいと思ったで、小さい頃からの夢を叶えようと競輪選手になることを決意しました」

ロードレースと競輪は同じ自転車でも全然違うと聞きますが?
「体の使い方、使う筋肉、乗る距離もロードは150キロ〜200キロとかですから…基本的に違いますから、始めは苦労しました」

ロードレースの経験が役立っていると感じることは?
「ずっとやってきたことは無駄じゃなかったと思っています。相当乗り込んできましたから地脚作るとか。あとは精神面ですかね。まだわからないですが、最終的にやってきた経験が競輪に繋がればいいなと思います」

小さい頃からの憧れだった競輪選手という職業についてどうでしょう?
「好きなことを仕事にできているので楽しいです。競輪は駆け引きが難しい。一瞬の判断が勝負なのでこれから経験を積んでいきたいです」

今の目標は?
「まずはS級のレースに慣れること。前回は初日勝ち上がれなかったので、今回は頑張りたいと思います。あとはレースの中で自分のやりたいことをきちんとやりきることです」

身体は小さいけれど気持ちでカバーして自力徹底でやっていきたいと話してくれた野口選手。長年ロードレースで培った精神力で競輪界でも一花咲かせてほしいと思います。頑張れ野口選手!!




次回は8月19日小田原記念からお届けします。お楽しみに!!

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