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こんにちは!
青山りょうです。
SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
これからもよろしくお願いいたします!

前回注目選手の結果 宇都宮競輪場

  

栃木 101期 金子幸央 金子幸央
2828
静岡 100期 菅原裕太 菅原裕太
8622

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2016年6月19日




栃木・104期  梶田舞選手



1人目の注目選手は栃木104期 梶田舞選手 です。





幼い頃からトライアスロンを始め、自転車を第二の人生に選んだ梶田選手。デビューから3年、おととしのガールズグランプリ2014を制し3代目賞金女王に輝くと、昨年は優勝12回と強さを見せつけました。

前走西武園F1、優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます。完全優勝は今年2回目なので嬉しかったです。やっと手応えを感じることができるようになってきました」

今年はここまで優勝3回、昨年に比べていかがでしょう?
「落車の影響が残っています。骨には異常なかったんですが身体が歪んでしまってバランスが崩れてしまいました。なかなか調子が戻らなかったんですが佐世保のレースで奥井さんともがきあって、これだけ走れたということで自信になりました。以前よりレースのバリエーションは増えたと思います」

トライアスロンから競輪に転向したのは何故ですか?
「幼い頃からオリンピックに出るのが夢でした。ずっとトライアスロンを続けてきて、日本体育大学に入ったんですが途中で辞めました。トライアスロンでオリンピックに出場するために必要な強化指定選手になることができなかったからです。それからも栃木のクラブチームに所属してトライアスロンは続けていました。初めて自ら宇都宮競輪の門を叩いたのはトライアスロンでもっと強くなるため。坂本英一さんに辿りつくと、自転車を本気でやるなら指導するから並行してガールズケイリンをやりなさいと言われて自転車の道で戦うことを決意しました。もともとトライアスロンの中では自転車が1番得意で、トップ選手にもタイムは負けていなかったというのがあったし、トライアスロンで無理でも自転車1本ならばオリンピックを目指せる可能性があるというのが決め手でした」

ずっと続けてきたトライアスロンを辞めて競輪の世界へ飛び込んだことをご家族は何て?
「最初は大反対でした。トライアスロンでもう最後にしてって言われましたし。それでも今はすごく応援してくれています。最近だと母はレースを見て戦法とか言ってくるようになりました(笑)それだけ勉強してくれてるってことですから嬉しいですね」

もしもガールズケイリンに出会っていなかったら今は何をやられてると思いますか?
「トライアスロンの指導者ですかね」

競輪の世界へ飛び込んでよかったですか?
「よかったです。ずっとやってきたので、スポーツで稼いで生活していくことの大変さをわかっているつもりです。それに、こんなにファンの方に応援してもらったり名前を呼んでもらったり、横断幕まで作っていただけるなんてこれまでなかったからこの道を選んでよかったと思ってます」

今の目標は?
「競輪ではガールズグランプリ優勝。もうひとつはオリンピックで金メダルです。今回ナショナルチーム落ちてしまったんですけどあきらめていません」

小さい頃からの夢を持ち続ける梶田選手。オリンピックの大歓声の中、夢が叶う瞬間をこの目で見たいと思いました。まずは落車の影響からの完全復活を期待して、梶田選手の力強い走りに注目していきたいと思います。









福岡・108期 児玉碧衣選手 



2人目の注目選手は、福岡108期 児玉碧衣選手です。






昨年の7月に松戸競輪でデビューした児玉選手は、9月の取手から2月の向日町まで圧巻の20連勝と強さを見せつけ注目を集めました。師匠は支部長の藤田剣次選手、姉弟子には小林優香選手がいます。

デビュー戦からまもなく1年が経ちます。圧巻の20連勝もありましたが振り返ってみてどうですか?
「20連勝、あのときはよかったなぁって感じです(笑)思い返すとデビューの松戸から意識が変わりましたね」

どんな風に?
「もっともっと本気でやろうと」

児玉選手がガールズケイリンを始めたキッカケは?
「小3〜高3までずっとバレーをやっていたんですが、身長もそこまで高くなかったので進路が決まってない時期に母がガールズケイリン募集を見つけて教えてくれました。とりあえず競輪学校で開催されている2013年のガールズサマーキャンプに参加して初めて自転車に乗ったんですけど、意外と乗れて楽しかったんです。それでガールズケイリンに挑戦してみようと思いました」

ご家族はなんて?
「応援してくれています」

競輪の道に進んでどう感じていますか?
「身体を動かすことが好きなので、それを職業にできてることが幸せです」

バレーと競輪は大きく違うと思うのですが?
「チームプレーと個人プレーですからね。やってみて個人プレーは合ってるなと感じました。自転車はやったらやった分だけ数字に表れてくれるところが楽しいです」

ライバルはいますか?
「コレクションのトップメンバーです。梶田舞さん、小林優香さんは1対1のときに勝ってるんですが、奥井さんには勝ててないので一緒のレースに乗ると意識しちゃいますね」

小林優香選手とは一緒に練習を?
「福岡のガールズの人達はそれぞれ男子の選手に付いて練習させてもらってるので、ガールズの選手だけでまとまって練習っていうのがほとんどないんです。噂で小林優香さんとの不仲説が流れてるらしいんですが、それ嘘ですよ!競輪場で会えばよくしゃべりますし、仲悪くないんでみなさん安心してください(笑)」

今の目標は?
「ガールズグランプリ優勝です。7月のサマーナイトが決まっているので、そこまで2本、しっかり結果を出して勢いをつけたいです」


見た目は大人っぽい印象ですが、お話させていただくと素直で無邪気でとても可愛らしい印象を受けました。まだ21歳ですからどんな未来も描けるはず。持ち前のダッシュ力でガールズケイリンの頂点まで駆け上がってほしいと思います。




次回は7月15日川崎サマーナイトフェスティバルからお届けします。お楽しみに!!

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