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こんにちは!
青山りょうです。
SPEEDチャンネルではいろいろな番組に出演中です!ある時にはキャスター、ある時にはインタビュアー、またある時にはアシスタントとして、みなさまに競輪の魅力をお伝えするべく日々全国の競輪場を飛び回っています!
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2014年3月5日


愛媛・96期 小川祐司選手

日本選手権を直前に控え、明日から松山競輪場で4日間の戦いが始まろうとしています。
3月に入ってもまだまだ寒い日が続いていますが、そんな寒さを吹き飛ばすような熱いレースに期待したいですね。

今回の注目選手、1人目は初日2Rを走る愛媛96期小川祐司選手です。


地元記念は2012年以来2年ぶりの参戦となる小川選手。意気込みを聞いてみると「前回の地元記念で悔しい思いをした分も、今回は頑張りたいです」とかなり気合いが入っていました。

小川選手が地元の松山記念を走るのは今回で2度目です。2年前に走った初の地元記念は、準決勝まで勝ち進むも惜しくも4着。決勝進出を逃してしまいました。

今回の目標を聞くと、
「誰でもいいので地元から優勝者を出したいですね。出来ることならその前を自分が走っていたいです」
そう熱く話してくれました。


前回の地元記念から、2年でどれくらい成長しているか自分でも楽しみだと話す小川選手は、1月の松阪F1で、足がいっぱいの中のクールダウン中に、足先の付け根の下あたりを骨折してしまいました。
自転車に乗れないその間は、上半身のウエイトをメインでやっていたそうです。体重も9kg増えたという小川選手の身体は、服を着ていてもわかるくらい鍛え抜かれていました。怪我を機に、今まで出来なかったことができたと前向きに話す小川選手。

復帰戦となった前走の四日市記念は、1・4・4・8と初日に白星を上げました。
3日目まで攻める競走ができたんですが、最終日はしばらく自転車に乗ってなかったこともあり、キツかったですと笑って話してくれました。
しかし、パワーがついた分、今まで重いと感じていたフレームも使えるようになったそうですし、ギアも考えているようで、これが噛み合ったときの小川選手の更なる進化が楽しみですね。

松山の直前の3月2~4日は、同期の深谷選手と一緒に松山で合宿をしてきたそうです。

どうだったか伺うと、
「深谷は本当に強いんですけど、これ以上強いやつはいないと思うと、気楽に前検日入りできました」
とリラックスしている様子でした。

地元松山バンクでどんな走りを見せてくれるのか、明日2Rの小川選手の走りに注目です!



茨城・101期 小原唯志選手

2人目は初日3Rを走る茨城101期小原唯志選手です。



小・中・高とスピードスケートをやり、バンクーバーオリンピックにも出場した生粋のアスリートである小原選手。

スピードスケートから競輪に転向した選手は何人かいますが、小原選手が競輪を選んだ理由を聞いてみました。

高3の時に、武田選手がスピードスケートから競輪選手へ転向したのを知ってから、ぼんやりとですが競輪を意識し始めたそうです。スケートのトレーニングでロードレーサーを取り入れることもあったし、元々自転車が好きだったので競輪という道を選んだそうです。


師匠の武田豊樹選手とは、意外にもスピードスケート時代にはほとんど面識はなく、選手を目指すことになってから先輩である牛山選手に紹介してもらったそうです。


そんな小原選手は今年の1月からS級2班です。
S級で戦ってみていかがですか?
「やはりS級は厳しいです。最近は少しずつ慣れてきて、自分のレースができるようになってきました。あとはどこまで粘れるかですね」

今回、1月の和歌山記念以来二度目の記念参戦となりますが、小原選手の目標は?
「まずは初日を勝ち上がること。松山は初めて走るのですが、綺麗なバンクなので楽しみです」

小原選手の記念初勝利をぜひ目の前で見せて欲しいです!

最後にこれからどういう選手になっていきたいか聞いてみました。
小原選手はこの質問に対して迷いなく、「関東を代表する先行選手になりたいです!」と答えてくれました。
それから、いつか師匠の武田選手を大舞台で引っ張りたいですねと真っ直ぐな瞳で話してくれました。

小原選手と武田選手の連携を、ぜひとも夢舞台のグランプリで見られる日が来る事を、私も楽しみにしています。
まずはその第一歩として、明日のレースを勝ち上がって欲しいです。

明日の3Rは小原選手の走りに注目です!



次回のコラムは、名古屋ダービーです。3月17日更新予定。

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