パリへ ～小原佑太 第２章～

２０２２年世界選手権１ｋｍタイムトライアルで、日本の競技史上初となる1分切りを果たし、トラックアスリートとしての能力の高さを証明した小原佑太（青森・１１５期・２８歳）選手。パリ五輪の出場枠争いが始まった２０２３年シーズンは、その能力をチームスプリント第３走として存分に発揮し、日本のランキングを上位に押し上げる原動力となりました。

しかしそれだけではパリへのキップを手にする決め手にならないのが、個々の競技能力が格段に進化した今の日本チームです。いよいよカウントダウンが始まったパリ五輪出場枠とその代表の座を巡る厳しい戦い。小原選手はこれからの戦いにどんな思いで臨むのか。この1年の軌跡を振り返るとともに、２０２４年の初戦となるネーションズカップ第1戦の戦いを通して、改めてパリを目指す覚悟に迫ります。