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思い出したことは…


2009/10/24 21:00
松本浩之
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最近イライラすることが多くなっている者です。
対応策として、カルシウムを多くとることを心掛けます。

さて、今日から放送の「スピチャン情報局」
今回は、観音寺記念で悲願の記念初制覇を飾った
静岡の栗田雅也選手を取材させていただきました。
取材の日は、共同通信社杯秋本番まで一週間を切るという日程でしたが、
和やかな雰囲気で快く色々な質問に答えて頂きました。

番組でもご紹介した通り、最近の成績の安定は、
自分に合ったギヤが見つかったことが大きいようです。
本人としては、あまり積極的にギヤを大きくすることは考えていなかったそうですが、
全体的にギヤが大きくなっていく流れの中で、
どうやったら他の選手と戦えるかを試行錯誤した結果、
今のギヤと運命的に出合い、それを使いこなすようになったそうです。

それともう一つ、やはり心境面で大きな変化があったようです。
デビューからしばらくは、グレードレースに出場する機会があると、
「いつかはこの舞台で結果を残す時が来るはず」と思っていたという栗田選手。
強いメンバーと対戦することが楽しみだったそうです。

しかし最近は、
「自分がこれだけ練習してきたのに、なぜ跳ね返されてしまうのだろう」
「自分がこのメンバーと渡り合うためにはどのようにすればいいのだろう」
というような考えが先に来て、昔のようには楽しめなくなったそうです。


その話を聞いて、ものすごく共感するところがありました。

私もこの仕事を始めてしばらくした時に、言いようのない不安に襲われたことがあります。
それまで希望と理想を追い懸けて突っ走ってきては見たものの、
ふと立ち止まって冷静に自分がいる場所を確かめてみると、
自分が目指していた場所にはまだまだはるか彼方に。
一方でこれまでに過ぎてしまった時間は取り戻せるわけもなく、
改めて最初からやり直すには時間がかかりすぎてしまう。
では一体、これから先に向け、自分が何をすればいいのかを模索する時期があったのですが…

「昔のように楽しめない」心境は、その頃の自分と重なったんですよ、ばっちりと。


話を戻して。
結論として、「自分(のライン)が勝つ確率がより高くなるのであれば、
チャンスが訪れた時にそれをしっかり活かすことを第一に考え
先行に大きくこだわることはしなくなった」という栗田選手。

いくら準備をしても自分の理想にそぐわないことも多い中で、
自分の置かれている状況を冷静に判断し、しっかりと準備をして
そして、記念初制覇という結果を残したことは『凄い!』の一言です。

競輪の世界では、一つの優勝をきっかけとして
次々と結果を残すということが多々見られます。
その流れをぜひ引き寄せてもらって、
今度はさらに高いステージでの活躍を期待しています。


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